ポノ
ぼくは生まれた時からひとりぼっち。
でも友達ができた。
彼の名前は、ジョン。
いつも一緒にいてくれる。
すべて受け入れてくれる。
彼といると心地いい。
僕は、クマのぬいぐるみ。
名前は、ポノ。
ことばを話せない僕のことを
だいじにしてくれるジョン。
僕は、大好き。
ある日、ジョンが泣いているのをみた。
はじめてのことだったから、どうして
いいかわからなかった。
僕は、いつもどおりジョンと一緒にいた。
ただ、それだけ。
ただ、それだけで充分だよね?
ジョン。