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第29話 国王
全て片付けてあとはティアラに別れを告げるだけだ。
僕は城の自室の窓から外を眺めた。
しばらくスライシアには戻って来れないだろう。
もしかしたら僕が国王になってこの国を治めていた未来があったのだろうか……。
結局いくら考えても、やっぱり僕は王になりたかった訳ではないと思った。
まとめてあった荷物を背負うと、僕は『存在を消す魔方陣』を起動した。
誰にも見られずに城を出て、ティアラの家を目指した。
そしてティアラの私室をノックした。
全て片付けてあとはティアラに別れを告げるだけだ。
僕は城の自室の窓から外を眺めた。
しばらくスライシアには戻って来れないだろう。
もしかしたら僕が国王になってこの国を治めていた未来があったのだろうか……。
結局いくら考えても、やっぱり僕は王になりたかった訳ではないと思った。
まとめてあった荷物を背負うと、僕は『存在を消す魔方陣』を起動した。
誰にも見られずに城を出て、ティアラの家を目指した。
そしてティアラの私室をノックした。
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