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僕は諦めない!  作者: あーちゃん
第一章
9/39

お買い物 ②







『やだ!!』


俺は姉貴に呼ばれたがさっきの話を聞いてたので拒否する



「ゆーずーき」


(-H-´ )プィッ


知らん顔して無視してると



「そっかー柚希甘えん坊だからお母さんから離れたくないもんねー」


『違うし全然離れられるし!今離れないだけだもんねーだ』


舌を出して姉貴に向かってあっかんべーとすると



「柚希には無理だよ大丈夫そういう子いるからさ」


『大丈夫だってば!』


「いやいや、あたしにはわかるよ柚希には無理だよ」


『全然よゆーだから』


「ならあたしのとこ来れる無理でしょ?やっばり甘えん坊よー」


にやにやして柚希の頭を撫でる



『だから違う!行けるから』


「いや無理でしょだって今来れてないしさ口で言うのは簡単なんだよ」


『行けばいいんだろ簡単じゃん』


頭に血が上って売り言葉に買い言葉の流れになり姉貴に向かって手を伸ばし、姉貴が抱き寄せる



『ほらな!』


「うん、ありがとう。単純で助かるわー」


姉貴が抱き寄せたまま歩き出すとやっと姉貴が言った意味を理解した


煽りやがったな



『やっぱり無理母さんのとこ行く』


嫌だか嘘をついて母さんのの子に行こうとすると



「わ〜春希の妹甘えん坊なんだね」


最初から聞いてないのか勘違いされてしまう



『全然違う』


「そうなんだよね、どこに行くにも母さんとかあたしとか夏希とかに着いてくるんだよね!まぁ末っ子だし仕方ない。」


姉貴の友達のさくらさん?が勘違いしたのをいいことにあることないこと話を出ちあげる



『な、嘘つくな!』


「えーほんとだよ(小さい頃のの話だけどね)」


「いいなー私兄弟いないからさそういうの憧れるー」


さくらさんは完全に信じてしまったらしい



「じゃあこれからサイズ測りに行こうか」


さくらさんの言葉を聞いて姉貴と母さんが試着室へ歩き出すと必然的に姉貴に抱えられている俺も進むことになる


『俺は行かん〜』


「あんたのサイズ測りに行くのになんであんたが行かないのよ」


それを聞いて確かにそうだと納得してしまった



「あとさ、さくら柚希のこと知ってるからバレないようにこれから優希って呼ぶから」


さくらさんに聞こえないように小声で話す



『なんで姉貴が俺の名前決めんだよ』


「考えてみなさいさくらと母さん話しながら行ってるから聞けないからさあんたのゆずきのずを伸ばしたらうになるからゆうきって名前にした」


『仕方ないからそれでいい』


確かに雑ではあるが姉貴なりに配慮されてるんだと思い納得した



「はーい、入っていいよ!」


姉貴と一緒に試着室に入る



「そういえば、妹ちゃん名前なんて言うの?あ、私の名前さくらね!」


「あーゆうきって読むのよ」


「ゆうきっていろいろあるよねどんな漢字」


「優しいに希望の希で優希って読むのよ」


姉貴がすらすら嘘を並べて行くのを聞いて詐欺師になれるんじゃないかなと考えていると


「じゃあよろしくね私たち外にいるから」


『?』


サイズ測り終わったのか?


すると俺を降ろして出ていく



『姉貴待ってよ、どこ行くんだよ』


「さっき外って言ったでしょちゃんと測ってもらいなさい」


何言ってるのみたいな目を向けてくる



『え?一緒にいるんじゃないの』


「さくらが測る時邪魔でしょ」


『店員さんが測るの?』


「当たり前でしょ」





てことは俺1人?







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