お買い物 ①
「柚希、起きな着いたよ」
泣き疲れて居たのか寝ていたようだ
外に出て背伸びをする
「ほら、行くわよ」
母さんに手を繋がれ歩き出す
『母さんっ、手!』
「いいじゃない柚希が1番私と手を繋が無くなるの早かったんだから、こんな機会もう無いかもしれないでしょ」
「ならあたしも繋ごっと」
だが俺は気づいてしまった囚われの宇宙人状態になっているのを
俺の家族の中で1番背が低いのは俺だたぶん父さん似だ
父さんは男にしては小さい161cm
母さんは背の高い175cm
姉貴は170cmで
夏希が163cm
俺は前まで179cmだったが今では認めたくないが143.2cmだ
男だった時の背が欲しい。
1番背の低い夏希と比べても20cmの差がある
これでは完全に子供にしか見れない
『俺、ちびなの目立つから手繋ぎたくない』
「慣れなさい社会とは甘くないのよ」
ドヤ顔で言っているとこ申し訳ないが姉貴大学4年だからまだ社会をあんまり経験してないよな母さんだったら確かにってなりそうだけどさ
「言いたいことあるなら言いなさいよ」
『べ〜つに、ないけどさ』
にやにやしながら答えると
「あら、手を繋ぐより抱っこして移動したいのねって欲しいのね言ってくれれば良かったのに」
むかついたのか身長差を気にしている俺を抱えて歩き出す
『うわぁ、やめろよな子供じゃないんだし』
「可愛いじゃない小さな子みたいであんた軽いし」
それを聞いてじたばたと暴れ出す
ふざけんなよ、いつか絶対見返してやる
「ま、冗談はここまでにしようかな」
冗談だったみたいですぐに降ろして手を繋ぐ
「そうよ、抱っこしたら母さん手を繋げないでしょ」
母さんも手を繋ぐの諦めてよ
「まずどこに行こうかしら」
「下着売り場じゃない?夏希の小さい頃の服はあったけどパンツはなかったから」
俺は目の前で行われている会話から目を背けた
今俺は、どうしても女の子の下着を着たくなくて男用の下着にサスペンダーをつけたなんとも間抜けな格好をしていて嫌だと言いたくてもいえない状況なのだ
「ここおすすめってご近所さんに聞いたのよ」
「ここ知ってる〜友達が就職したのよね〜」
俺をはさんで女二人で会話が続くので俺はこの状況を甘んじて受けるしかなかった
「入るわよ〜」
俺は最後の抵抗として足に力を入れ踏ん張る
「行こっか!」
それに気づいた姉貴は素早く抱きかかえて店内に入っていくが、俺にはまだこの場所は早くて力を入れて目を閉じる抱えられているため目を閉じても支障はない
「あ、いた」
どうやら姉貴は友達を発見したようだ
「さくら〜久しぶり!」
「あら珍しい春希じゃないの、今日はどうしたの」
会話が始まり凄くいずらい
「妹の下着が欲しくてさ」
「春希と似てるわね、しかも小さくて可愛い」
「妹のサイズ測ってくれない?」
「わかったわ、任せて」
い、今なんとΣ(゜д゜lll)
俺の間違いじゃなければサイズを測ると聞こえたけど嘘だよね!
何とか脱出しようと母さんに手を伸ばす
「?甘えたいのかしら」
勘違いしながらも抱きかかえてくれて安心して手を首に回す
「母さんあっちに行こ!!」
「今はちょっと待ってねお姉ちゃんがお話中だからね」
母さん違うんだよその話が終わる前にとんずらしようって言ってんだよ!
「おいで」
話が終わったのか姉貴が呼びに来た呼ばれた。