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僕は諦めない!  作者: あーちゃん
第一章
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オリエンテーション ②






学校に着いて自分の教室に向かい自分の席に座ると、ガヤガヤとうるさい教室にホームルームをしに先生がやってくる。



「席に着いてください」


先生から言われ素直にみんな行動に移す。



「皆さんが入学してから3日目です。なので交流を深めるためにオリエンテーションをします。」


「『おぉぉ〜』」


声が重なってふと横を見たら自分と同じくらいの背の低い女の子が座っていた。そして相手もこっちを見ていて、なぜかにらめっこが始まった。最初は見つめ合う2人だが、だんだん変顔をし始める。



「高坂さん、冬川さん、何してるんです?ホームルーム終わりたいんですけど...。」



先生から声をかけられホームルーム中だったことを思い出す。周りから注目を集めていることに気づいた2人は顔を真っ赤に染め、そしてホームルームを終えて先生が教室から出る。



「も〜ゆうちゃん何してるのホームルーム中に!」


『何もしてない!』


何もしてないという優希を夏希が問い詰める。


「ならあの変顔何?」


『だってこいつが先にしたもん』


「な、うちじゃないやん!そっちからやろ」


『嘘言うな!』


「本当やんか!」


言い合いをし始めるちびっこ2人



「もう、子供みたいに喧嘩しないの!あと汚い言葉は、言ったらダメ!」


「そうね、夏希の言う通りよ」


「2人ともすごく可愛い!」


見かねた夏希、姫華、りんが仲裁に入る。



『「だってこいつが…」』


「そんな言葉言ったら怒るよ?わかった?」


1回注意したにもかかわらず直す気のない二人を見て最後の忠告をする。



「『はーぃ…』」


「使ったらダメ」


「わかればいいのよ」


「すごくわかりやすく落ち込んでるね〜」


夏希、りん、姫華の順で呆れながら話し始める。





「は〜い始めるますよ〜」


先生が入ってきてオリエンテーションが始まった。



「今回は質問ゲームをします。皆さんお互いのことをよく知らないのでこれで知ってもらったらなと思います。今回は保護者様から見た性格や昔の面白エピソードを書いて貰っていますのであとほど紹介します。」


先生の手には白い紙があるその中に色々なことが書いてあるみたいだ。そういえば最近お母さんから色々聞かれたような?中には無理やり聞き出された話もあった。うちの親は基本のほほんとしていて面白いことが大好き多分だか僕のことは書かれている。そんなもの暴露されてたまるかー!



『はい!先生個人情報の流出は、ダメだと思います!』


「そーだそーだ!良くないよ!」


さっき揉めていたちびっこ2人が立ち上がって抗議する。



「保護者様からOK頂きました。」


「何してるんよー!!」


『でも僕は許可してないです』


保護者からの許可というなんともしがたい事態だが、諦める訳には行かん



「いいんじゃないの?親だって言っていい事と悪いことくらいわかるでしょ」


「まぁそーだねーおもしろそーだし!」


クラスがいいんじゃないのかという方向へ流れ始めた。このままでは個人情報流出するしかない!



『夏希お姉ちゃんは良くないよね!』


「私に面白いエピソードないから別にいいよ。ゆうちゃんは大変そうだけどね!」


『裏切り者ー信じてたのにー』


流れに乗って走って逃げ出そうとして捕まった。後ろを見ると夏希に首根っこを掴まれていて逃げれない。


『くそーー覚えてろー!』


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