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僕は諦めない!  作者: あーちゃん
第一章
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入学式!! ①







夜中に緊張のせいか、寝苦しさで目が覚めてしまい、寝れる気もしないので仕方がなく起きておくことにする。薄暗い部屋の中男である俺が女子校にほんとに行っていいのか不安になり、考えていると時間の流れは早いもので、気づくと太陽の光が差し込み部屋が明るくなっていた。



「優ちゃーん、おっはよー朝だよー」


いつも通りに夏希が優希を起こしに部屋へやってきた。



『おはよぉ、夏希お姉ちゃん』


「うわぁ、優ちゃんが起きてる!いつも起こすまで自然に寝てるのに、もしかして今日隕石でも落ちてくるのかな?」


夏希お姉ちゃんそれは僕が1人で起きれたら地球滅亡するって意味なの?



『僕でも1人で起きれるのに…ぅー』


頬を膨らませ、はぶてながら答える



「ごめんごめん、さすがに言いすぎたね!ほら怒らない方が可愛いよ」


『別に可愛さ求めてないもん』


「求めてよ可愛さ、私優ちゃんのもっと可愛いとこ見たいなー」


ほっぺたを掴んでむにむにされたので、顔を逸らし避ける



「まぁ、今日はいいや、それより早く着替えて」


夏希に服を剥ぎ取られ制服を着せられる。何気に僕、自分で制服まだ着たことないよね。



「ほい、できた!じゃあリビング行くよ」


制服を着たかと思うとそのまま夏希抱えられて勢いよく部屋を後にする。一応抵抗したのだか夏希にはへでもないのか気にされなかった。


なんで僕の家族はみんな僕、抱っこするんだろ?


そうこうしてるうちにリビングに着いたみたいだ



「お母さん、お姉ちゃんおはよう!」


『ママ、春希お姉ちゃんおはよぉ。』


夏希がママ達に挨拶したのでそれに続いて優希も挨拶をする。



「あら、おはよう。2人とも似合ってるじゃない!」


「おはよ、夏希はきれい系、優希はかわいい系て感じね」


「ありがとう、優ちゃんは可愛さ求めてないんだって!求めたらもっと可愛くなるよ」


『ならないよ!』


「ご飯できたよー」


ママからご飯と言われいつもすぐに席に着くが今は朝ごはんなので食べたくない。ソファに座っておこうと思って行こうとしたけど、抱っこされていたままなのでそのままテーブルに運ばれた。



『僕いらない…』


「優希、食べないとチビっ子のまんまだぞ」


チビっ子って言葉選んでよね



『僕は昼ごはんと夜ご飯で大きくなるの!!』


「いや無理でしょ。ご飯あんまり食べないし、好き嫌い多いし、牛乳飲めないお子様なのに大きくなったらみんな大きくなるわよ」


「大丈夫よ、今から毎日いっぱい食べてよく寝れば、すぐに大きくなるわよ。」


絶対2人に子供扱いされてる気がする



『じゃあ今日食べたら寝る!』


「優ちゃん今日入学式だから無理だよ」


『出ない…』


優希は入学式に出ることを拒否する



「ダメだよ。きちんと出なきゃ!」


『無理だよ、男の子ってバレるかもしれない』


「大丈夫よ、優希は可愛いんだから安心しなさい」


「優希みたいな可愛いやつが男のわけないじゃない」


可愛いって可愛くなりたくてなったわけじゃないのに…



『なら、今年20歳になるのに高校なんて行かなくていいじゃん1回卒業してるし』


「それは柚希でしょう、今のあなたは優希なのよ15歳の女の子なんだからきちんと行きなさい」


優希が今柚希だと言っても体も身長も変わっているで否定できない



『でも…でも…』


「優ちゃん不安なんでしょ?私も同じクラスだから大丈夫だよ。だからご飯食べて早く行こう!」


夏希は優希の頭を撫でてから、朝ごはんを黙々と食べ始める。春希お姉ちゃんやママも食べていたので優希もできるだけ食べ始める。







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