女の子教育
ぅー眩しい
いつの間にか寝てしまって部屋の電気の光によって目を覚ますとリビングで何かを話し合っている3人がいた
「あ、起きた」
「野菜食べさせられたくらいでふて寝するなんてまだまだ子供ねぇ」
「あらそこが可愛いのよ」
俺がいじけてそのまま寝入ったことを言っているようだ
ホントのことだが人に言われるのはなんか癪だ、まぁ何も言えんけどさ
「優ちゃん今3人ではなしあっていたのよあなたの言葉使いが悪すぎるって」
『いや、ふつーだし』
「それは無いでしょあんた」
あとが怖いから言わないが姉貴も似たようなもんじゃねーかよ
「だからこれから女の子としての教育をしていくことにしたのよ」
『無理だ…諦めてくれ』
女になったが中身を変えることなんてしない
「いえ、決定事項だからあんたに拒否権はない」
「もし変えなかったらうっかり黒歴史誰かに言っちゃうかもしれないわ」
「優ちゃんの部屋可愛く改造するね!ゴリゴリの女の子の部屋に」
くそう脅してきやかっただが俺は屈しないこんなこともあろうかと友達の家におかさてもらったりしてるのだどんまいだったなぁ
「なんか余裕そうな顔してるけど、あんたが友達に預けたものがあること私知ってるからね。あとあんた、今女になったから友達と会えないんじゃないのまぁ、バレてもいいならいいんだけど」
無理だ、俺にはそれは無理だな
何か手はないのか
「だから、いいこと考えたのそっちで捨ててくれれば助かると思って処分しといてって言ったらどう思う」
ぐぬぬぬぬぬ
頭を抱えてうずくまる
「さあ、どうするのかしら私としては、どちらでもいいのよ」
『ゎ…った』
「聞こえないわよ」
『あーもう、わかったって言ってんだろ』
少しキレ気味に答える
「よかったわ、めんどい事しなくて早速始めようか女の子教育まずは1人称私にして」
『くっ、わかった。これからはわ、たしって言う』
嫌で嫌で仕方ないが言うしかなく歯ぎしりしそうなくらい力を込めながら言うと
「なにこの世の終わりみたいな顔してるのよ」
想像したより顔に現れていたようだ
『だって俺じゃない誰かになりそうだ…ふぇ、ぐす』
いつの間にか目に涙が溜まる
「ごめん、私たちからしたらそこまで考えないことでもあんたにとっては、重大な事だったね」
姉貴が近ずいてきて手を伸ばし涙を拭い、抱きしめる
『ふぇうん、俺はこれからどうしたらいい!やっぱり俺は、おっれは、男の俺を捨てなきゃいけねーのか』
「優希聞いてその見た目では俺って言うのは無理よ周りからからかわれたりあなた自身が傷つくことになるわ。だから俺って言うのは諦めて欲しいの」
母さんが姉貴ごと強く抱きしめる
「お母さん、思ったけど僕はどう?それならまだ言う子いるし優ちゃんも楽なんじゃない?」
僕、確かに女の子じゃないから僕の方がましだ
『決めた俺はこれから僕っ子になる!!』
大声で母さん達に宣言する
「今はその方がいいかもしれないわねけど、自分で言った以上辞めるは、なしよ!」
『わかった…僕すっかり泣き虫になちゃったな、昔なら耐えれたことでも感情が爆発して耐えきれない』
「いいんじゃない中は男でも姿は女なんだから思いっきり利用しなさい」




