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僕は諦めない!  作者: あーちゃん
第一章
12/39

家族会議!!







『ただいま』


「おかえり、お母さん、お姉ちゃん、お兄ちゃんご飯できてるよ」


夏希が玄関まで出迎えてくれる


洋服やらを買っている時間が長く外はすっかり暗くなっていた



「なら先にご飯を食べてから話をしましょう」


「今日はオムライスだよ」


オムライスと聞き、急いで席に着く



「やっぱりお子様ね」


それぞれの席につきご飯を食べ始め、食べ終わったらすぐにお皿を片ずける



「それじゃ恒例の家族会議を始めましょ」


俺の家では何かあった時や何か言い合いになったり問題を起こした時に開かれるものだ。ちなみに問題を起こすのは何時も俺が多いだから俺は家族会議が苦手だ



「今日の議題は柚希が女になったけんよ!お父さんに見てもらったけど戻る見込みはまた奇跡みたいなことがおこらない限りないとの事だったわ、だから高坂柚希を行方不明として、母さんの人脈を使って高坂優希という戸籍を作ることにしたわ。」


『そんなん出来るわけない!』


人脈が広いと言ってもさすがに無理だと思う

いや、やっぱり女だと認めたくないだけかもしれないが戸籍を作ると戻れなくなりそうで怖い



「大丈夫よお父さんと話してからもう電話で話をつけてるから3日後にはできるそうよ。そして、年齢を決めないといけないの優希は143cmだから扱い的に一番年下ってことになるわだからうちの三女として迎えるわ意義がある人」


『はい!』


母さんが全員を見渡す



「ないみたいね」


え、今確実に目が合ったよね俺無視されてね



『はいはい異議あり!!』


手を挙げ行き良いよく立つ



「はぁ、柚希何?」


『1番年下は、やです』


「なんで?」


『プライド的に』


「諦めなさい」


『無理!』


「柚希私の言うこと今日は絶対聞くのよね諦めて」


今まで参加してなかった姉貴が有無を言わさず押さえ込んで来た



『それでも、や!!』


「柚希言いたくなかったけど本当は戸籍的に年下ということで進めてもらっているわだから実は最初から決まってたの」



拒否権ないじゃん!ずるいだろ


『むぅー』


「お兄ちゃん仕草が可愛い」


夏希が抱きついてくる



「この話題を出したのは柚希を何歳にするかよ!ゆずきの身体的に小学生からでも問題ないのだけどさすがに嫌だと思うから柚希二択あげるわ、中学校からやり直すか、夏希と同い年として高一からやり直すか選びなさい中学校なら学年はどこでもいいわ」



母さんが真剣な顔で聞いてくる


どれ選んでも1番年下じゃん!いや、でも夏希と同じってことは、双子ってことだよな一番マシだな



『なら夏希と同じ高一から…』


そういうと少し外すといって母さんが廊下に出ていった、電話をしているようだったがすぐに戻って来た



「ちょうどいいことに夏希4月生まれだし3月に生まれたことにしましょという形になったわ」


『え、双子じゃねーの』


思ってたのと違う



「夏希のこと知ってる子もいるから無理よ、柚希は病院に病気で入院してたけど完治してこの春から高校に行ってもらうわ、そしたら女っぽくない性格も周りの影響にできるし」


知ってるやつがいんなら諦めるしかなかった


けど中学校よりはいいか



「そして、最後の議題よ1番重要な話よ」


険しい顔で言われて覚悟して次の言葉を待つ



「それは」



『それは?』





「呼び方よ!!」






……母さん..........ぜったいちげーよ!








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