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第一章 〜始まりは宇宙人?〜
彼の名は神郎。これから話すのは、『なぜ彼は超能力を得たか』・・・その経緯である。
彼は幼い頃に母親を事故で亡くしている。父親は謎の失踪を遂げてしまい、弟の達郎と二人暮らしだ。
神郎が二十歳になった日の夜、彼は弟と家を出て父親を探す決心をする。しかし、十二年費やした決死の
捜索も虚しく、父は見つからなかった。
既にどこかで死んでいるのかもしれない、神郎はそう考え、捜索を諦めた。
神郎が家へ戻ると、私は宇宙人だ!と言ってきかない、明らかに怪しげな男が勝手に家に侵入していて、
突如赤紫色をした光を発し、消えていった。
その次の日から、神郎は第六感を手にしたのだ。
次回へ続く