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創世記
かつてこの世界は〝始原神〟と呼ばれる強大な力をその御身に宿した神と神々と共に君臨する六人の〝属性神〟によって創造された。
最初に光の神が生まれ、その後光のもとに闇の神が生まれ落ちた。
そして光と闇に寄り添うようにして空と大地の神が生まれた。
光は自身らが創り出したもの達を正しき道へと導く導き手となり、そして闇は安息の時が迎えられる包容の闇を与えた。
大地は光と闇によって季節と変化を持ち、空は光と闇によって陽の時間と陰の時間を持ち、皆々を優しく包み込む風となった。
〝光〟と〝空〟は地上に生まれ落ちた生命を愛して止まなかった。
そして光が従える六人の属性神も同様に……。
〝空〟は地上の生命に知恵を授け、空を愛した〝大地〟は生きる術を授けた。
……ただ闇を蝕む内なる神を除いて
神々はこの理想郷とその楽園に住まう人の子らを慈しみ、愛した。