死神15
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ルミタート暦 107年1月10日
オルデンは自室で書類とずっと睨めっこをしていた。
「ずっとそうしてますけど面白いですか?」
「カイトか。勝手に入るな。で、何の用?」
カイトはノックもせずに扉を開けて中に入ってくる。
「これ、何だと思います?」
そう言ってカイトは黒手帳をオルデンに見せる。
「それは?」
「今日は何日かご存知ですか?」
「十日だ。それがどうし....」
ずっと書類を見ていたオルデンが前を向くと目の前には鋭く尖った剣をカイトが向ける。
にこやかに、笑顔を絶やさないで....
「手帳にあなたの名前が書かれました。その意味、わかります?」
「お前!?」
カイトはオルデンに近付き口を手で押さえる。
「ルミネ、地下に行ったみたいです。」
カイトはオルデンの表情を面白がりながら耳元で囁く。
剣は首に刺さるか刺さらないかのギリギリの所にある。
「バレるの、時間の問題ですよ。王様」
クスクス笑いながら話すカイト。
オルデンは口を押さえられているので話すことが出来ない。
「俺、飽きてきちゃったんで、どっちみちルミネには言うつもりでしたけど....ね。」
「さようなら」とカイトは耳元で言うとオルデンの喉を斬る。
痛みで悲鳴をあげるが、その声は誰にも届かない。
意識が途切れる直前、後悔をした。
そうか、私は死神を信じてしまったのだな....
血飛沫を浴びながらカイトはにこやかに倒れるオルデンを見ていると何かを思ったのか、困った表情をした。
「しまった。このまま行くと、俺は犯罪者として追われてしまう。と、なると....」




