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死神07
「何?」
クラクラする頭を押さえ、前を向くと違和感に気付いた。
普通の物置部屋なはずだ。
なのに、どうしてこんなにも違和感が....?
「そんなことよりも速く行かないと」
この部屋は後でいくらでも調べられる。
今は静かな所で休みたいのだ。
よろよろと立ち上がり歩き出した。
そんなルミネの背を物置部屋から見てきたのは一人の少女だった。
フードを深く被っているため、顔が見えない
「........」
もの言いたげな唇が微妙に動いたが、次の瞬間、少女は姿を消した。
***
「今日は暑いな」
木々の間から差し込まれた陽の光を手でかざしながら見る。
昨日が雨だったから余計に蒸し暑く感じるのかもしれない
クラウスは一人、食べられるキノコを探した。
一応、食べないと栄養が片寄ってしまう。
たまには......
キノコも食べなくては....
「ここら、近毒草、毒キノコばっかなんだよな」
ぶつぶつ、ぶつぶつと、言っていたらよく知る匂いを嗅いだ。
「ルミネ?」




