死神05
具合が悪いというのに、さらに悪くなった気がしてきた。
「食べる?」
「いらない。勝手にテントをはらないで。外でやりなさいよ」
「だって、ルミネ。さみしいだろ?」
「寂しくない!!テントとバーベキューは外でやって」
呆れてため息をしたルミネはベットの近くに置いてあるベルを鳴らしてメイドを呼んだ。
しばらくしてからノックの音が聞こえた。
「お呼びでしょうか?」
「えぇ、カイを連れて行ってちょうだい。迷惑しているの」
「はい、入ります」
メイドは中に入ると一瞬、止まった。
その気持ちはわからなくもない。
普通は見ないだろう
こんな....
部屋の中でバーベキューをやっているだなんて......
「つれないなぁ」
「カイ、いい加減にしてよ。具合悪いの」
ルミネはイライラして冷たい声になる。
「えぇ?具合悪いのは疲れだよ。昨日さ、あんなに....ねぇ?」
カイトは頬を赤く染めてちらちらとルミネを見る。
何が言いたいんだ、コイツは。と、思っているとメイドは頬を赤く染めた
「え!?お二人ってそんな関係に!!?」
「そうなんだよ。参るよな」
「何?なんなの?」
「だから王子を拒んだんですね。納得しました」
メイドは手をポンと打つ。
そして、勝手に納得した。
カイトはカイトでメイドに話を合わせている。
ルミネは訳がわからないと言いたげな表情だ。
「ねぇ、なんなの?」
「ですから、二人はお付き合いしているのでしょう?さぞや、素敵な夜だったのでしょう?」




