婚約者17
ルミネの声を無視して、客室の中に入ると大声でルミネは怒鳴る。
「ウィリアム!?聞いてる!!人の話を聞きなさいよ」
「何?」
ウィリアムはため息をしてラブシートに座る。
「あんた、嫌何でしょ!?私と結婚なんて」
ウィリアムのアイリス色の瞳が丸くなる。
「どうして?」
「ウィリアムの笑顔、作りものみたいで気持ち悪いのよ」
無理に笑っている。
そんな感じだ。
「そんなに嫌なら....」
「王族は、決められた人と結ばれてこそ、幸せだと母上は言っていたんだ。」
ルミネはウィリアムの隣に座った。
「いざ、その時が来たら、すごく嫌だった」
当たり前だ。誰だって嫌なハズ。
「でもさ、気持ち悪いは酷いよな」
クスクスと笑い始める。
今度のは、本当の笑みだろう....
「そう?ハッキリ言い過ぎたわ」
ルミネも吊られるようにクスクス笑い出す。
ウィリアムはルミネの笑顔を見て頬を赤くして、そっぽを向いた
「き、君ってブスのわりには堂々としているよね」
「なっ! ?大きなお世話よ。しかもブスって女性に失礼なんじゃないの」
「君こそ、気持ち悪いは失礼なんじゃない。」
「ウィリアム、文句あるならこっちを向いて言ってよ。」
ウィリアムはルミネの顔を見ずに話をしている。
頬が赤いまま....
「だ、だから!!君....は.....」
ばっと、振り向いたウィリアムはルミネと顔が近いことに気付いた。
「何?」
「....や、やっぱりブスだ」
しばらくの沈黙していたが、ウィリアムは耳まで赤くなり、悪態をつく。




