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運命の歯車10

***


ルミタート暦 100年9月1日


ゴロゴロと雷がなる。夕方なのに黒い雲のせいかとても暗い。

豪雨で外に行くことは難しそうだ。

ピカっと遠くの方で光った後、イナズマが落ちる。ドーンというものすごい音が響いて、ルミネはとっさに耳を塞ぐ。


「‥‥‥‥クラウス‥‥‥‥」


狼の姿を思い描いてしまったルミネは心配になって部屋を出ようとしたら聞き覚えのある声によって動きを止めた。


「どこに行くんだ?外は雨だぜ?」

「‥‥‥‥‥‥‥‥別に」

「ふーん‥‥行ってもいいけど‥‥あんた、死ぬよ。」


その一言にルミネは振り向くとまた、雷が鳴り、光と音に驚いてその場にしゃがみこんだ


「いつもみたいに言い返す余裕もないのか‥‥つまんねぇ」


カイトはルミネに近づくとしゃがみこんで手を伸ばした。その手がルミネの髪に触れようとした刹那ー‥‥

ルミネは勢いよくカイトに抱きつく。バランスを崩したカイトは後ろに倒れ込む。驚いて目を丸くしながらルミネを見ると小さい身体が小刻みに震えていた。


カイトはため息を一つはいて、ルミネの背中に手を回そうとしたが躊躇い、その手は儚げに床に落ちる。


「カイ‥‥‥‥」


ルミネは震える声で名前を呼ぶと目頭に涙を溜めて上を向いた。











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