表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/216

運命の歯車08


「なぁ‥‥赤ずきんはさ‥‥」

「ルミネ」

「‥‥‥‥」


ザァー‥‥っと風が流れ、草花がゆらりゆらりと踊っているみたいに揺れている。

その風がどうしてか気持ちよく感じて眠気を誘っている。

重たい瞼を閉じまいと必死にもがく。クラウスの嫌味にも似た言葉にも傾けながら少し不機嫌に訂正するとクラウスは少し困ったような‥‥でも、嬉しいような‥‥そんな微妙な感情で‥‥「ルミネ」と呟くとルミネは静かに笑って「うん。なに?」そう返す。


「ごめん‥‥」

「??」


ルミネはいきなりの謝罪に首をかしげる。「どうして謝るの?」と疑問を投げかけるがクラウスはそれ以上なにも言わなかった。


それはまるで‥‥童話の赤ずきんのように‥‥死んでしまう狼に思え、ルミネは優しくクラウスの髪に触れると手を動かして撫でる。


「よしよし」


クラウスは恥ずかしいのか頬を赤らめて手を振りほどく


「な、なんだよ!?」

「‥‥これが永遠の別れみたいに謝るからよ」


ルミネは拗ねたように頬を膨らませるとそれがリスのように可愛く思え、クラウスは吹き出した。


「ぷっ‥‥っ。ははは」

「そんな笑うこと!?」


むきになってクラウスを睨むとクラウスは笑いを必死に堪えながらも訂正しようとする。


「ちが‥‥っ。そうじゃない‥‥ははは」

「言ってることとやってること違うんだけど」

「ごめっ‥‥つっ。はは!!」


目頭に涙を浮かべるほど笑っているクラウスにさらに不機嫌になったルミネは拗ねてそっぽを向く。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ