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運命の歯車07

***


空はこんなにも明るいというのにいつ来てもこの場所は薄暗い。だが、奥はそれほど暗い訳では無い。むしろ、日がささない場所はヴァンパイアの森ぐらいだろう。

入ったら必ず出てこれない死者の森として有名だ。


「‥‥また来たの?あんたもこりないね」

「ええ‥‥ほんと‥‥」


どうして毎回当たり前のように来てしまうのか疑問で仕方が無いルミネだが、いくら考えてもその答えにはたどり着けない。

だから今は‥‥


「来ようが来ながろうが私の勝手だわ。それに‥‥‥ほっとけないもの。‥‥ねぇクラウス。ちゃんと食べてるの?」


大きな木の下でルミネは座って上を向いた。葉っぱが風に揺られる。

クラウスはため息をしてルミネの隣に座る。


「食べてるさ。城下町で買ってね。小屋あるし、料理はそれなりに作れる」

「そうなのね。あなたのシェフに1回お会いしたいわ」


意味深な発言にクラウスは眉間にシワを寄せた。


「何言ってんだ?お城じゃないんだし、シェフはいない。全部俺がやってる」

「え?そうなの‥‥そうなのね‥‥」


一般の常識がよくわかっていないルミネはその発言に戸惑うが強引に頷いた。








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