運命の歯車04
カイトから目を放し、前を向いた。
「あの、さ。カイは....どうしてssになったの?」
返事が返って来ない。不思議に思い、ルミネは横を見ると、そこには誰もいなかった。
「え!?嘘、また!?」
ルミネはため息をして歩き出した。
あの森、悪魔の森に自然と足が向いていた。
ルミネはドレス姿の為、道行く人に珍しいものを見るような瞳で見られ、息が詰まるが、森の自然の香りを吸ったら、気が楽になった。
「また来たの?あんた」
あの時の色彩の花が咲き誇る場所の大きな木の下に座っているクラウスがいた。
「来ては行けなかった?」
「いや、どっちでもいいよ。赤ずきん」
「それはやめてよ。赤ずきんの中の狼は幸せに慣れないんだからね」
ルミネはクラウスの隣に座る。
「赤ずきん....、童話だと皆狼は不幸だろ」
「そ、そうだけど....あなたも不幸なの?」
「さぁな。」
クラウスはどうでも良さそうに寝転ぶ。
そんなクラウスをよそにルミネは空を見上げた。
「私、違うと思うの。狼だって幸せにならないと行けないのよ。だって、不公平よ。狼だからという理由で不幸になるなんて....」
空からクラウスに視線を映すと驚いて目を丸くしているクラウスと目が合う。
「....お前、変な奴」
クラウスはふきだして笑い出す。
それを見たルミネは不機嫌になった。
「クラウス!!!」
いいかけたルミネの声を遮るようにお腹が鳴る




