運命の歯車03
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寝室につくと、すぐ、部屋に閉じ込められる。
料理を運んでいそいそとメイドは外側から鍵をかけたのだ。
「監禁なんて....」
「ありえない」
背後で声がしてルミネは振り向くと窓からあたり前に入って来るカイトと目が合った。
「カイ....」
「俺、監禁って好きじゃ無いんだよね。だからさ、ルミネ」
ずかずかとルミネに近寄るカイトはにこやかに笑って耳元で囁いた。
「逃げ出さない?」
ルミネは目を丸くしてカイトを見る。
「あんた....」
ルミネはカイトの肩を掴むと声を弾ませる。
「いいとこに来てくれたわね!!?いつもどうでもいい時にしか現れないのに、今回はすごくいいタイミングだわ」
「酷い言われようだなぁ」
ルミネはカイトの苦笑いを見て、クスクス笑う。
ずいっと、今度はルミネがカイトの耳で囁く番だ。
「来てくれてありがとう」
この時ばかりはカイトの神出鬼没な行動に感謝をした。
「じゃ、行きますか」
カイトはルミネを担き上げると窓から飛び降りる。
地面に着地するとすぐに兵士に見つかったが、カイトは猛ダッシュで走り出す。
「ねぇ、カイ....、あなたは知っているの?」
「え?何?」
ボソりと呟いたルミネにカイトは聞き返す。
ルミネは首を左右に振った。
「何でもないわ」
街に入るとすぐにカイトは下ろしてくれた。
「知ってるか?」
「何を?」
二人は歩いているとカイトがルミネに聞く。
ルミネはあれだけ走っても息一つ乱れていないカイトに感心しながら聞き返した。
「それは夜になるとわかる」
「???」




