異世界10
「私は......」
ージャンヌ・ダルク
神に愛されし者
「大丈夫、お前なら....私みたいにヘマはしないさ」
買いかぶりすぎだわ。
「お前は、私みたいに若くは死ぬなよ」
ジャンヌは首飾りをルミネの首にかける。
きらりと光る十字架の首飾り。
ルミネは言葉を失う。
少し視線を空し、次見たジャンヌの姿はボロボロの服に火傷の後がいくつかある。髪は焦げめが目立つ。
「私の末路だ。天に行く前にもう一人の私に出会って良かったよ」
彼女はなんでこんな姿なのかわからない。
唯一分かることと言えば、鎧をまとった美しい女性はそこにいないということだけだ。
私はあなたなのよね。
だったら私はこの世界でルミタートで、
幸せになるわ
ジャンヌは頷く。
それを最後にルミネは涙を流して目が覚めたのだ。
***
ベットから起き上がると、頭痛を覚えた。
「夢....?」
頭が痛い。割れそうなほど痛む。
「あの子の名前......そう、ジャンヌよ。ジャンヌ・ダルク私と同じ顔をもって、私よりも美しい瞳を持っている人。」
目覚める瞬間、あの人の過去が一瞬見えた。
それは、たくさん戦をして、女を捨て、国の為に戦ったジャンヌは魔女として火あぶりの刑になった。
皆の為に戦って来たジャンヌを殺すなんて......
「あなたの世界は酷い世界ね」
ルミネはふと思い出す。
昔にこの世界でも似たような事が起こった気がするのだ。
それはなんだっけ....?
考えてもわかる筈がない。
ルミネは立ち上がり、ドレスに着替えるとある場所に向かった




