異世界04
応接室へと入ると真ん中にテーブル。
それを挟むようにソファが置かれていた。
ルミネから見て、右側のソファに二人の男女が座っている。
顔がよく似た男女。
おそらく双子だろう。
一人は夕日のようなオレンジ色の髪を一つに束ね、ピンク色のリボンがふわふわと揺れていて可愛らしい
水色の瞳からは川を思い出される。
引き締まった唇に、細く長めの眉毛。
透き通るほどの白い肌
美少女と言っていいだろうが、明らかに顔色が悪そうだ。
もう一人の方はこちらも輪郭が整っている。
瓜実顔と言って良いだろう
少年の髪は長くはなく、所々がクセっのようで跳ねている。
左目が眼帯で、隠されているのが勿体無いと思ってしまう
二人は自分の家みたいにものすごくくつろいていた。
なにせ、城にはこういったデザインのティーセットがテーブルに置いてあるのだから。
水玉模様のティーセット。
城にあるのは薔薇模様だ。
少女はカップに入っている紅茶を一口飲んでから、ルミネを見た。
その表情は無に近い。
「ルミネ様、ですね?」
その声はとても綺麗でずっと聞いていたいと思うほど美しい。
だが、顔色が悪そうだ
「女王か。待ちくたびれたよ」
今度は少年の方だ。
少女は少年を見て話し出した
「これは、騎士団に給料を上げて貰うチャンスです。そもそも安い給料では働いた気がしませんもの」
「うん、良い案だね。ティアラ」
「ちょっとまって!!騎士団って」
二人の会話を聞きながら向かいのソファに座ったルミネは身を乗りだした
「教えても良いのですが....ただで?」
「女王様なんだから金持ってんでしょ。出した方が身のためでしょ?」
二人はルミネを見た。
やはり、無表情。
こんなにも怖いことはない
「あんたらいくつよ」




