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赤ずきんと狼10

***


走る。ただひたすら走る。

どのくらい走ったのかわからない。


気が付くと街外れに来てしまい、周りがとても暗かった。


汗で髪が肌に張り付いて気持ち悪い....


ルミネは走るのをやめて歩き出した。

息遣いを荒くしながら周りを見る。


「最悪なんですけど.....」


まさか悪魔の森に迷い込んでしまうなんて..


その名の由来は枝の重なりが不気味に笑っているように見える所から悪魔の森と呼ばれている。


まだ幼いルミネにとってホラーな場所。

出来ることなら近付きたくなかった。


獣道を走って来たせいで足が傷だらけで傷口がヒリヒリと痛む


どこか休める場所はないのだろうか....?


ルミネはずっと下を向いたまま歩いて行く。

前を向いたら一歩も動けないかもしれない...

そんなことを思ってしまったからだ。



奥の方で何かがギラりと光る。

だが下を向いているルミネは気付かない


ドンっと音が鳴り響き、鳥たちが飛び去る。

驚いたルミネが前を向いたら突然の右足の痛み。


足からは大量の血が流れ落ちる。

あまりの痛みに声が出ない。

近付く人影をみながら倒れたルミネの瞳には涙が溢れていた。


撃ったのは暗殺者..?それとも仮面の男..?

もしくは第三者か......?


あぁ...嫌だ。

こんな所でみっともなく泣きながら痛みに耐え、死んでいくのか...


「死にたく...ないよ」


弱々しいその声は誰にも届かない


「ひっ!?こ、これは!!?」


ぼんやりとする意識の中、ルミネは第三者なのだと気付く。

ぼやけているが、恐らくは猟師だろう。


なにせ、ルミネに対して殺意が全く感じられないのだから

暗殺者と仮面の男はどちらも怖いぐらい殺意を感じられた。


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