真実22
「‥‥ルミネ、一ついいか?お前に‥‥姉はいるか?」
唐突の質問にルミネは首を降った。
「いいえ。居ないわよ?」
「‥‥そうか。小さい頃、お前に会ったような気がしたから。きっと他人の空似だな」
その言葉を聞いてドキッと胸が高鳴る。それは緊張から来ているのだとすぐにわかった。
だけど、クラウスはどこか懐かしそうに目を細めていた。それ以上、何も言われなかったことに安堵した。
***
その日の夜。
魔女と会った部屋にルミネは来ていた。
「来たわよ。いないの?」
電気をつけ、キョロキョロと周りを見渡す。
「魔女は来ないさ」
「! ?」
扉の方から声がしてルミネは驚いて振り向いた
「カイ!?何で....」
知っているのかを聞こうとしたら先にカイトが話し出した。
「そうだな。あと6年....いや、5年か‥‥いや、死期が早まってる。俺は忠告したはずだ。でもまぁ‥‥可哀想だから教えてあげる。」
カイトはルミネに近付く。
ルミネは怖くて一歩一歩と後ろに下がる。
そのたびにカイトは距離をつめる。
「なんのこと?」
背中が壁にぶつかり、もう下がれない。
「君が生まれる前から26歳で死ぬ運命だったんだ。そして、その運命は変わった。君、戦死するよ。その魂は永遠に地獄をさまよい苦しみ続ける」
「何よ....それ?あなたが死神だから?」
カイトはにこやかに笑って剣をルミネの右頬すれすれの壁に突き刺した。
目を細めるとルミネは怯えた表情になる。
「ムカつくんだよ。君」
「え?」




