真実21
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森の奥、大きな木に向かったルミネはクラウスの姿を見つけると微笑んだ。
「クラウス、起きるのが早いのね」
「ルミネ?どうした?」
「理由って必要なの?」
「い、いやそういうわけでは....」
「ならいいじゃない」
ルミネはクラウスに近づいて座る。
クラウスも吊られるようにして座った。
「魔女に会ったわ」
一瞬、音が止まったきがした。
森にルミネの声が響いた。
「魔女........セシリア」
「知っているの!?」
「え?あー....、そんなとこ」
クラウスは曖昧な態度をとる。
話を変える。
「そういえばさ、バーベキュー、いつやろうか?」
何....?何なの?何をそんなに....
「ねぇ、アルベール家って、私の父と何かあったの?」
クラウスはルミネの顔を見て、諦めたのかため息をして話し出した。
「俺も幼かったから詳しくは知らないが......、勢力争いってあるだろ」
「う、うん。」
「地図や歴史にはのっていないけど、東の国があったんだ。そこの王都の頂点が俺の父。」
現在、東は海になっている。歴史にそんな国がある何てどこの資料にも書いていない。
「消したんだよ。王を滅ぼすが為に、国ごとね」
それは、魔女、セシリアが話していた通り....
「現在は中央、南だけしか王国はない。」
「私の国と.. ..ウィリアムの国?」
「ああ、そうだ。西の国は今は騎士団の本部となっている。東の国はもうない。というか、歴史ごと抹消された」
「私、勉強苦手でさ、歴史は特に....でもね。私は新しい、平和な時代を創りたいよ。何も知らなかった私にどこまで出来るかわからないけど....」
「出来るよ。ルミネなら」
風が優しく通る。
二人の時間の幸せを祈るように....




