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真実20

***


ルミタート暦 109年12月2日


まだ日が昇っていない時間、ルミネは目を覚ました。

夜明けまではあと1時間ぐらいはありそうだ。


今だったら誰にも自らからずに森へと行けそうな気がする。


「悩んでいてもはじまらない」


ベットから下りて支度をする。

後ろの腰あたりでリボンを縛る。


随分と長くなった髪をくしで梳く。髪は腰あたりまできていた。



なんとなくだけど過去に行ってから1度もクラウスと合っていなく、カイトとも会っていなかった。


恋というものは、残酷なもので会いたいと心の底から願ってしまうものだった



「私は優しくなんてないわ。クラウス」


ルミネは狼の名を呼ぶ。クラウスの言葉が頭からはなれない。


優しいと言ってくれたとても優しい狼。


「本当に優しいのはあなたの方よ」


何回もルミネを助けてくれた彼、もしもクラウスの立場だったら同じことは出来ないだろう


モヤモヤして仕方が無い。


「押してもダメなら引いてみろ....か」


おしとやかにしろってことなのかもしれない。

けど、それは出来なかった。


「無理よ。私には」


おしとやかには行きたくない。

おしとやかなんて、生きている感覚がしない....



ルミネは部屋を出た。

姿見鏡が笑っているように見えたのはきっと気のせいだ。





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