真実18
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協会につくとルミネは慌てて馬車を降りたらクラウスに呼び止められる。
「俺もついて行っちゃダメか?」
「‥‥‥‥え。それは‥‥」
「なぁ、ダメか?俺もお前と行きたい。」
「‥‥‥‥わかった」
あまりにも真剣な瞳をまっすぐにルミネを見つめたのでルミネは戸惑って頷いてしまった。
協会の扉を開けて中に入るとステンドグラスが光に反射して床に映り出されている。
祭壇の前には1人の男が目の前にある十字架を見つめていた。
そして、気配に気付いたのか男は振り向くことをせずに話しかけた。
「‥‥‥‥今日は晴れやかな日だな。天気がこんなにも暖かいというのに‥‥俺の中には憎悪しか生まれない‥‥そこにいるのは誰だが知らないが‥‥運がいいな。悪魔との契約はなかなか見られないぞ」
「悪魔‥‥?」
カイトの言葉に反応したクラウスは口を開いた。
「‥‥クラウスか。そうだ。悪魔だ‥‥悪魔は俺の味方をしてくれるんだ‥‥」
カイトはもはや何かに取り憑かれたようにぼーっとしているように見える。
「‥‥‥‥っ。」
ルミネは祭壇前にいるカイトのに元まで走るとルミネはカイトの肩を掴んで大きく揺さぶる。
「カイ‥‥!?カイ!!正気に戻ってよ!!この頃のあなたはまだ人だったのでしょう??悪魔に心を売ってそれで救われるの??ねぇ!」
「‥‥‥‥お前」
カイト腰に下げてある剣を引き抜くとルミネの頬をかすめた。
それは一瞬の出来事だった。
ツーっとルミネの頬にからは血が流れ落ちる。
カイトは瞳を見るとその瞳は殺意に満ちていた。
「その名で呼んでいいのはノエルだけだ。その名で呼ぶな」
スッと目を細めるとルミネはその場に座り込んだ。
恐怖が押し寄せる中、もしかしてと、想像が働きかける。
「悪魔と‥‥契約をするのは‥‥ノエルさんのため‥‥?」
「お前には関係ない」
カイトの怒りを買ってしまったルミネに対し、塩対応になっている寂しさから涙が零れ落ちた。
そんなルミネにはお構いなしに悪魔を呼び寄せる呪文を言う。
ーじゃあどうして‥‥どうして、私にその名前を許したの‥‥
「どうして‥‥っ。どうして‥‥私のSSになったの‥‥。カイ‥‥」
ルミネの涙声に反応して目が合った刹那ー‥‥
眩い光がルミネを包む。
光に包まれる直前にカイトは「ノエル」と、確かに呼んでいたのを覚えている。
光が消えたらそこはよく知っている場所。自分の寝室だった。




