真実08
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馬車から降りると最初に目に付くのは細長い絨毯の両脇にメイドが立っていた。
歩くと、メイドが次々とお辞儀をする。
それらを見ながら歩いていると、エンドランスホールに入る。
大理石の床、金で出来た壁。ダイヤがとても目立つシャンデリア。全てが輝いて見える。もちろん、慣れているはずなのに‥‥どうしてか新鮮だ。
「あっ‥‥父様」
声を弾ませてクラウスは走り出したその方向を見ると頬に皺が若干目立っている青年。
ルミネは胸を高鳴らせた。ルミネが知っているクラウスに似ていたからだ。
走ってきたクラウスを受け止め、ルミネと目が合った
「クラウス‥‥このお嬢さんは?」
「赤ずきんなんだって」
「ほぉ‥‥」
ルミネに近付くと頭の先からつま先まで見たあと、微笑んだ。
「君は‥‥‥いや、そんなはずが‥‥」
「???あの‥‥」
「いや、すまんね。知り合いに似ていたものでな」
「‥‥‥‥はい。」
その、知り合いというのはすぐに誰だかわかったがなにも触れなかった。
「1晩ぐらい、泊めてもいいでしょ?父様。この人、薄着だし、野垂れ死しちゃうと行けないから、連れてきた」
「まぁ‥‥構わないが‥‥いいのか?お嬢さん」
「あっ、はい‥‥」
話が勝手に進んで思わず頷いてしまったルミネ。
これはチャンスだと思ったけど同時に‥‥時計の番人を探さないと行けない。どうしてか、この世界にいる気がするのだ。




