真実03
「は?」
「私、こう見ても90歳なんです。わ、忘れ物を取りにこの城に来ました」
「ちょっ、ちょっと待って、呪いって薬の副作用か何かなんじゃ...というか‥‥え?それならもう、お婆ちゃんじゃない.」
ルミネは混乱している中、少女はゆっくりと首を横に振る
「いいえ、薬は薬ですけれど魔女が作った特性の毒薬です。魔女は長生きなのです‥‥時間の進め方が違うんです」
訳がわからない。そもそもまだ少女に見える
「えっと、私の父は始めっからアルベール家に呪いをかけるつもりで飲ませたというの?それに‥‥あなたは少女じゃない。信じられないわ」
「その通りです。信じられないのも無理はありませんよ。そういう人間を見てこなかったら尚更‥‥」
「そうね。‥‥信じられないわ。でも、今いるという現実は信じるわよ。教えて??何のために飲ませたの?」
「アルベール家は元々東の国の王都に有りました。けれど、オルデンさんは常に一番を好んでおりましたので、騎士団に嘘の噂を流して滅びたんです。」
「それが、狼?」
「はい、嘘は必ずバレるものです。ですからオルデンさんは本当にしようとアルベール家を狼にした。」
この世界では狼という存在は合ってはならないことなのだ。
昔のウイルスは狼から来ていることとわかった騎士団が狼を一匹残らず殺していったのだ。
また、ウイルスが広がらないように
でも違うのです。本当はあのウイルスはオルデンさんのお父上様が広げたのです。」
「お爺様!?どうして?」
「それは....」
廊下を歩く足音が聞こえた。
「あっ、ごめんなさい。また明日この時間に!!」
「え!?ちょっと」
流石にまずいと思った魔女は消えて行く。
まだ話したい事が山ほど合ったルミネは細い腕をとっさに掴もうとしたが無駄だった。
ルミネの手は空振りに終わった。
行き場の無くした手をじっと見てしまう
「ルミネ様?どうなされましたか?」
後ろからメイドの声が聞こえ、振り返る。
「何でもないわ」
メイドはルミネを見てきょとんとしているが、「そうですか」と言い、ルミネに近付く
「お風邪をひいてしまいます」
「あ〜、そうね。もう寝るわ。お休み」
「え?あっ、はい。おやすみなさい」
自分の部屋に戻るルミネを見ていたメイドは首を傾げた。
謎は謎のまま
もし、真実を知ったとしたら......?
過去にクラージュ家の悪事を全て知ったとしたら、
私はどうすればいいのだろう?
その後、ふと‥‥あることを思い出した。
それは時計の番人。怖いと感じるが、気になるものは気になるもので‥‥
全てを知ったら‥‥もう戻れない気がしてならないが‥‥それでも知りたかった‥‥
カイトには悪いけど、‥呪いを解く方法を見つけたいから‥‥
だから‥‥過去を知りたい。
常に恐怖が隣り合わせ。それでも‥‥知りたかった




