第一九話 ポイズン 猛毒
新年明けの初投稿。
本話は森林連盟の説明と森林連盟へのGAの干渉がメインとなっていて、ストーリー的にはほとんど進んでいません。よって、長い割にはあまり実の無い、しかし書かないわけにはいかない話となっています。御了承下さい。
実家からアパートに戻ったばかりで、結構ヘロヘロな皐月二八でした。
森林連盟は三〇〇程度のエルフの部族が集まり国を成している。国の運営は各部族首脳部が選出する議員にて構成される“森の審判”と言われる評議会が行っている。
部族ごとに成り立つコミュニティは其々独自の戒律や文化を持ち、コミュニティによってはかなり閉鎖的である。そのため森林連盟は大国と言うよりは、「小国家の連合体」と評すべき存在であった。それでも、大陸の中でもかなり巨大な存在(面積的には)であることは事実だったが。
エルフの価値観は、部族ごとに大いに異なる。人間を獣と同一視し蔑視する部族もいれば、人間と積極的に関わり、人間と共に暮らす部族もある。信仰する神も異なれば、言語体系すら異なる場合もある。
そんな状態でよく国が持つものだと思うかもしれない。が、それはエルフたちの間では「余所のコミュニティの文化・価値観云々にあまり首を突っ込まない」という暗黙のルールがあるからだ。文化や思想と言った問題に余所の者が自分たちのそれを押し付けたり、論争を吹っかけたりすることは争いの種にしかならないということは、長寿でそれなりに古い歴史を持つエルフたちは嫌というほど知っていた。いや、悟らせられていた。
流石に国家という巨大な装置の歯車に組み込まれている以上、あまりにもいきすぎた場合――――例えば人間国家に喧嘩を売ったりした場合――――は他のコミュニティが出しゃばる場合もあるし、各コミュニティ間の相互理解を深めようとする催しなども行われている。
しかしそれでも、なまじエルフそのものが長寿で歴史が深いため、宗教や信仰・価値観・文化などが絡むと非常にややこしいことになる。
言い換えれば森林連盟は、常に腹に爆弾を抱えたような、一本足で綱渡りをしているような危うい状態の国家なのである。
本来ならば、こんな無駄に巨大な領土を持ち、無数の部族と言語と文化を抱える国家など、幾つかの小国家(というより“村国家”)に分裂されるべきだろう。少なくとも統治は各段に楽になるはずだ。
しかしそれでも、“森の審判”も余所のコミュニティに排他的な一部の住民でさえも、森林連盟は森林連盟であることを望んだ。いや、望まざるを得なかった。
その理由は、エルフたちが如何にして付き合うか頭を悩ましている隣人―――――つまり人間にあった。
「おい、今、何か動かなかったか?」
「え? 動くって、何が?」
森林連盟中央部に位置するアザリーニャ村に三つある見張り台のうち、一つを担当している警備兵が声をあげた。
周囲の光景に溶け込むような緑色の戦闘服を着込んだ、金髪をショートカットにしたそのエルフは、険しい表情で隣で煙草を吹かしていた同僚を睨んだ。
一方、向けられた方はその視線の意味を理解し、煙草の火を消して目の前の蒼い布に覆われたものを引っ掴み、布を取り払った。
現れたのは、見張り台の床に据え付けられた巨大な弓だった。“巨大弩砲”と呼ばれる兵器である。そこにあったのは、複数の小型鏃を同時発射するタイプであり、大型のモンスターというよりは中型・小型のモンスター、そして対人、対エルフを睨んだ兵器だ。
煙草をふかしていた、バンダナを巻いているエルフは疑念に思いつつも、訓練通りの淀みない動きで容易く人を殺傷できる兵器の準備を進めている。それは、彼が単なる村人ではなく、兵士であることを意味する光景であった。
木で組まれた高さ六メートル程の見張り台の天辺付近から、二人は大森林を見下ろしている。周囲には、見張り台よりも高い巨木すらあり、まるで人工物が自然に取り込まれているような印象を与えていた。
もっとも、彼らの美意識的には、それで全く問題なかったりするのだが。
「でさぁ、ピオッテ……結局、何を見たんだよ?」
バリスタにエルフの精霊魔法で硬質化と貫通機能を付加させた特製鏃を装填しながら、バンダナエルフが問いかけた。
「バカ、わからんから“何か”って言ったんだよ。ヒトの姿をしていたようにも見えたが、何かがいた。間違いない」
「どこに?」
「あそこだ」
そう言って、ピオッテと呼ばれたショートカットエルフは彼らから見てほぼ真正面に近い位置にある巨木を指差した。
「おいおい、近すぎるだろう。とっくに上に報告が言っているはずだぞ」
この村の警戒網は見張り台だけではない。見張り台よりさらに村の外縁部に、侵入者を感知する結界が常時展開しているのだ。見張り台は、寧ろ結界が感知した敵を実際に視認し、迎撃するための施設と言って良い。
どちらかと言えば、見張り台と言うよりかは小型防御陣地に近い。
もっとも結界も万能ではなく、見張り台は結界の不備を補う目的もあるため、見張り台としての機能がないわけでもないのだが。
そのことを理解しているゆえに、同僚の呆れ顔にピオッテは過敏に反応した。
「結界だって万能じゃあない。強い魔法で姿を隠されては感知できなくなるし、誤作動もあり得る。結界担当の体調にだって左右されるんだぞ」
結界は村でも結界構築に優れた魔法師が構築し、交代で管理している。当然、ミスもあり得るし、担当によってムラが生じる。
とはいうものの、唯でさえ魔法に優れるエルフの中でも指折りの者が担当している事もあり、その信頼性は低くはない。
「それより、しっかり準備しておけよ、フーゴ」
フーゴと呼ばれたバンダナエルフは小さく頷き、バリスタの点検を素早く行い、安全装置を外した。
「人間が迷い込んだのかな? 或いは、余所のエルフか」
元々エルフには、自然は全てが共有すべき神の恵みという理念がある。大陸横断森林とて例外ではない。それゆえ、自国領に組み込まれている大陸横断森林を事実上解放しており、余程の無礼――――動植物の乱獲やエルフ狩りなど――――をしなければ、人間の大森林侵入は黙認していた。
流石に自分たちの居住区への無断侵入までは許していないが、エルフたちが住むコミュニティなど、大森林の一部に過ぎない。それ程大陸横断森林は巨大なのだ。
とはいえ周囲の人間国には大森林とまではいかなくとも、十分な資源がある森が無数にあるし、大森林は危険な大型モンスターも数多く出没する危険地帯でもある(世界のほぼ全土に言える話であるが)。そのため、大陸横断森林にわざわざ入ってくる人間は余程のモノ好きか、エルフに用がある者くらいだ。
そして、後者の場合は森林連盟交流局の管轄であり、付近の村々には報告が来るはずである。
「兎に角そろそろ飯時だし、厄介事は勘弁してほしい――――」
フーゴが呟いた直後、バリスタから鏃が飛び出した。フーゴが引き金を引いたのだ。
カシュシュ、と空気を切る音と共に、鋼鉄の鏃が放たれ、青々とした森の中に消えていく。
「な、何を!?」
「え? 何が!?」
それを確認したと同時に、ピオッテとフーゴは同時に叫んだ。前者は突如引き金を引いた同僚に向けて。後者はわけがわからぬうちに引き金を引いた自分に向けて。
「フーゴ、どうした!?」
「わ、わからねぇ、いきなり……」
そこまで言って、フーゴは顔を青ざめさせ、ゆっくりと倒れた。その身体はバリスタに寄り掛かり、エルフの体重を受けたバリスタは軋み、その身を下方へと向けた。
「おい? おい!」
慌てたピオッテが皆に知らせようと、連絡用の笛を腰から抜こうとしたとき、彼の視界に、ヒトのようでいてヒトではないシルエットを持つ何かが飛び込んできた。
それは両手の鎌のようなものを振り上げ、ピオッテに突撃してくる。
「う、うあぁああ!!」
そこで、彼の意識は途絶えた。
エルフという存在は長寿であり、しかも人間より生命力が高く、医療技術も魔法も優れている。それこそ半世紀以上生きれたら十分“長寿”とされる(医療技術や延命技術が現代日本に格段に劣るこの世界の人間の平均寿命はかなり低い。治療魔法はあるが、そもそも万人が受けられるほど医療制度も発達していないし、治療術師自体稀少である)人間とは比較にすらならず、四桁生きている者とて珍しくはない程である。
しかしその代償と言うべきか、エルフは繁殖能力が弱く、恋愛観も人間とは違う。中には一定数以上の性行為を邪悪と断ずるコミュニティすらあった。
結論を言うと、エルフは数が少ないのだ。“部族”と言っても精々が村単位。最大のものでも人間国の一都市より少ない。人口で言うと村レヴェルのコミュニティが百単位あったところで、総数はたかが知れている。
勿論この世界の人間の人口は地球とは比べるべくもなく、人口が億を超える巨大国家などそうそうない。が、エルフの数は森林連盟以外に住む者を含めても、人間と比べて圧倒的なまでに少ないのである。
エルフたちも自分たちが圧倒的に少数派であるということは自覚していた。
海を渡る技術も必要性もないエルフにとっては“世界”とはすなわち大陸であり、その世界における彼らの勢力圏は森林連盟だけなのだ。森林連盟は大国であるが、あくまで大陸中部の一地域国家に過ぎず、覇権国家ではない。
いくらエルフが精霊魔法を持っていても、彼らはなまじ達観している分、精霊魔法を絶対視、いや、神聖視することはなかった。
一騎当千の精霊魔法使いも、敵が万を超えれば押し負ける。数の力は偉大にして、残酷なまでに単純であった。それに精霊魔法はエルフ固有の能力ではあるが、全ての面において人間の魔法に勝っているわけでもない。
つまり、エルフが人間という“脅威”――――如何に人間を蔑視するエルフも、人間軍が大挙として攻めてくれば自分たちは無事では済まないくらいはわかっていた。そして親人間側のエルフとて、人間軍が攻めてくるような事態が絶対に起きないと断言するほど楽観的ではなかった――――に対抗するためには、曲がりなりにも“一国家”として団結する必要があったのだ。コミュニティ間の相互防衛条約に留めるだけでは弱く、“国民”同士が手を取り合う必要があったのである。
エルフたちは人間側に絶対の信頼を置いているわけではなかったが、かといって同胞を絶対的に信頼するということもなかった。彼らは唯の“条約”は、破ろうと思えばいつでも破られる程度のものでしかないと悟りきっていたのである。しかし曲がりなりにも“仲間”ならば、見捨てる理由はなくなる。いや、見捨てることは不可能になる。“自国民”を裏切ることと“同盟国”を裏切ることは全く別だ。
これが、森林連盟という面積と国力が酷くアンバランスで、加えて腹に火薬庫を持つ歪な国家が成立している経緯である。
そしてこのような情報をGAが入手したのは、木々と同化した第一森林戦大隊のメンバーが各村の長老たちや議員の部屋に侵入し、資料を複写して持ち帰る、会議の会話を盗み聞きするなどの行為の結果だ。
同時に、ノフレテーテの配下にある者たちも、順調に“戦果”をあげつつあった。
「あ……あっぶなぁ~」
足元で倒れているエルフ二人を見下ろし、ワーカー166号は迷彩柄のヘルメットを鎌状の腕で器用にかぶり直しながら呟いた。
その端正な顔にはだらだらと汗が流れ、額にはビキビキと青筋が浮かんでいる。
焦りながらキレかけているという、実に微妙な心境を代弁する表情だった。
「な、なにをしているんだよ!」
今度は瞳に涙を浮かべ、166号は自身の真正面に立つほっそりとした少女を見つめた。
166号と同じく、迷彩柄の戦闘服とヘルメットを着込み、紅紫色の髪を姫カットに整え、巨大な凧のような翅を四枚付けた、166号と同じような昆虫型メカと形容すべき容姿を持つ少女は、小刻みに震えながら首を振った。
「し、仕方がないじゃないか! 君と違ってこっちは翅が格納できないから、目立つんだよ!」
166号と同じように、目に涙を浮かべたほっそり長身少女は、まるで巨大な蛾を思わせる翅をパタパタと振った。
「ちょ! ヘンな粉撒き散らさないでよ!」
「あ、それなら大丈夫。私の鱗粉は私が出そうと思わなければ出さないよ。効果も色々あるから」
少女は自身の翅を見つめながら、さらにパタパタと振った。
「……あ、危なっかしいんだから……。即死級の猛毒も出せるんでしょ?」
「だからこその“新種”ってわけだよ」
少女――――“働き機生蟲”の“蛾型”である163号はそういって、スレンダーすぎる腰に手を当て胸を張った。今にも折れそうな細い身体である。
しかし、その翅から撒き散らされる鱗粉は、都市一つを毒殺できる程のものもあることを彼女たちの産みの親であるノフレテーテから聞いていた166号は、恐怖のあまり顔をひきつらせた。
ワーカーは、全員が毒などの状態異常に対する高い耐性を持っているが、流石に即死級の毒を完全に防げるほど高い耐性は持っていない。
死ぬことはないだろうが、友軍の毒にやられて戦線離脱、などあまりにもお粗末すぎる。
上司の雷が落ちる以前に、違う意味で命の危機だ。下手すれば産みの親や上司に殺される。
GAにおいて、カーキ以外で部下を創造できる能力を持つ者は殆どいない。数少ない例外がワーカーの女王であるノフレテーテだ。
そういったタイプのモンスターはヘキサゴンの人数制限に引っ掛からず、母体の支配が続く限り無限に創造が可能である。
しかもノフレテーテの創造能力は日々進化しており、新種のワーカーが時折産み出される。166号と163号も、まだ数が少ない新種である。
ワーカーは中級モンスターであるが、それはワーカー全体の話であり、タイプによっては上級モンスターにも劣らない性能を持つ種もいる。
そして新種であればある程、高性能であることも多い。
「その新種が、エルフの雑兵風情に発見されちゃあ形無しじゃん!」
「うっ……す、すぐに毒で気絶させたんだからいいだろう!? コイツらの頭には、もう何にも残っていないよ! 特にコイツなんて、薄汚ぇ鉄を私の身体に向けやがって!」
そう言って、163号はバンダナを巻いたエルフの背中を睨みつけた。彼が倒れた原因は、即効性の毒を含む鱗粉にあった。とはいえ致死性はなく、幻覚作用のある鱗粉で、吸い続けると失神させるという毒だ。
彼は自分でもわけのわからぬうちに幻覚で敵を捉え、無意識に引き金を引いたのだ。そして混乱した後、失神した。
「その後、もう一人を倒したのは私なんだよ!?」
「ぐ、高速機動戦しかできないくせに偉そうに! 私なんて、フローラ様の御力で強化されればこんなチンケな森そのものだって毒殺できる!」
「私だって本気さえ出せば……瞬きしている間に、この村のエルフ共の首を全部刎ねてみせようか!?」
見張り台の上で、大声で罵り合うワーカーコンビ。
本来の主である警備兵二人は物言わぬまま倒れ伏していた。
暫く言い合いを続けた後、双方共に肩で息をしながら押し黙った。言い争っている場合ではない事に、漸く気付いたのだ。
「――――でも、子供騙しの結界と言い、警備兵の雑魚っぷりと言い……エルフって、実はたいしたことがないのかな?」
「まったく、こんな雑魚共が総帥閣下と同族なんて信じられない。いっそ殺してしまおうか? こいつら、存在自体が総帥閣下への侮辱だよ」
「……………ん~、よした方が良いと思う。フローラ様が言ってたじゃん」
「そうかぁ……」
163号はため息をついて、腹の部分から飛び出している三本目、四本目の腕を使い、額の汗を拭った。
ちなみに一本目と二本目の腕は胸のあたりで組んでいる。
「じゃあ、この辺りで引き返す? 村の連中、たぶんまだ気付いていないよ」
「ん~と、それも……ねぇ……。いっそのこと、二、三人毒で倒しちゃえばいいんじゃあない?」
「え?」
同僚の提案に、163号は唖然とした表情で顔をあげる。一方、166号は鎌状の腕をクイッと上げ、ニンマリと無邪気さと醜悪さが混ざったような笑みを浮かべた。それは完全に、餌を甚振る蟷螂の顔だった。
「フローラ様の言う通り、この世界にワーカーなんてモンスターがいなかったとしたら……当然、蛾型もいないことになるよね?」
「まぁ、そうなるね」
顎に手を当て、163号は虚空に向け小首を傾げた。
それに気をよくした166号は、身振り手振りを交えながら話を続ける。
「そうなると当然、貴女の毒も皆知らないってことになるよね?」
「まぁ、それが私の能力だからね。オリジナルの毒を生み出す事も不可能ではないし」
得意げに話すコンビを紫色の瞳で見つめながら、163号は小さく首肯した。内心で、鎌を振り回すのは危ないからやめてほしい、と思いながら。
敵への対抗手段として毒を持つモンスターは数多い。が、単に毒液を振りまくモノもいれば毒性の魔法を行使するモノもおり、一口に“毒”と言っても千差万別である。そして当たり前だが、その毒の効果や解毒方法も様々である。全ての毒に効く薬や魔法もあるが、そういったものは貴重であり、庶民がホイホイ利用できるものではない。
もっとも、いわばイレギュラー的な存在である163号の毒まで解毒できるかどうかは、当人もやってみなければわからないというのが正直なところだった。
彼女は様々な毒を持つ鱗粉を撒き散らせるが、解毒のスペシャリストというわけではないのだ。自分が生み出す以上、耐性は持っているが。
「新種の毒を持つモンスターの登場……結構大きなニュースになると思わない? こんなちっぽけな村だけにとどまるとも思えないなー」
「……ケヒヒ。それはいいね」
ニヤニヤ笑う166号に向け、163号は端正な顔には到底似つかわしくない笑い声をあげた。それは悪戯をたくらむ子供と言うよりは、策謀巡らす悪人に近い。
「それなら、ちょうどイイ毒がある。適度に苦しみ、適度に治せず、適度に死なない毒だよ」
鱗粉を撒き散らす翅を愛おしげに撫で、163号はペロリと舌なめずりをした。
そして、二人のエルフを改めて視界に捉える。
「エルフの出方を見るには、ちょうど良いかもしれない。コイツらに攻撃されたと言えば、ある程度やっても正当化されるだろうし」
「そうだねぇ……」
二人は互いを見つめ、笑いあった。
実際、エルフ側がバリスタで攻撃したのは事実である。見当違いの方に飛んでいったし、引き金が引かれた原因は163号の鱗粉のせいなのだが、そんなことは163号と166号の二人しか知らない。故に、どうにでもなる。
こうして、一時期森林連盟は未確認モンスターの毒の被害が数件確認されることとなる。コゲツが傭兵として関わる南軍と違い、エルフたちの国では全く違う方向から、GAは世界の表舞台に立ちつつあった。
そしてそれは、この世界のあらゆる地域で方向性や規模は違えど、見られる光景となった。
しかし、それはGAによるカーキへ安寧を捧げるための計画が、本格的に稼働し始めたことを報せる霧笛でもあった。
こうして、GAは徐々に世界に影響を与えていく。
全ては、忠誠を誓うべきカーキのために。
ノフレテーテは近いうちに登場予定。そしてそろそろアルマも出てきます。
そして次話はフローラと部下たちによる戦闘を入れる予定です。大暴れする彼女たちが書けたらいいなと思います。
ちなみにワーカーは個体名一〇〇番台が戦闘用、二〇〇番台が後方支援用となっています。
ちなみに163号は当初は男性キャラの予定でしたが、蛾の姿をしている男キャラというと悪人っぽさが無駄に出てきてしまう(気がする)ので止めました。性格も若干ソフトに。プロットでは、もっと毒を吐くキャラでした。
御意見御感想宜しくお願いします。




