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混沌より出ずる軍団  作者: 皐月二八
第二章 チェスマン・プット・ワールド 浸透
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第一六話 プリペアー 準備

 今回でGA調査隊の準備みたいなものはおしまいです。

 前話に引き続き、ちょっと骨休め的な話になるのであまり進みませんが、御了承下さい。

 GAは独立し、かつ自己完結型の戦闘集団である。そのため、戦闘部隊のみならず輜重・輸送・衛生、さらには物資の生産や作戦立案などを担当する、所謂「裏方の部隊」も多く存在する。比率で言えば、GAの三割近くはこの「裏方の部隊」であると言ってよい。


 そのうちの一つが、GA戦略参謀局である。

 『CC』時代では、NPCに作戦を立案してカーキに提出する能力など無い。戦略参謀局もまた、凝り性のカーキが創り出した(ゲーム時代では)形骸化していた組織であった。しかしだからと言って、その編制に全く妥協しないのもまたカーキである。


 NPCに与えられるスキルは、何も戦闘に限らない。家事系統スキル、技術開発系統スキル、芸術系統スキル、頭脳系統スキルなど、様々なスキルを与えることができる。無論、これだけ多種多様なスキルを与えられるのは、カーキが『CC』でも一桁しかいないような最高クラスのコマンダーだからだ。


 そして戦略参謀局所属の軍団員は、一様に「知力に優れる」などの設定を与えられて、それ相応のスキルも与えられていた。

 戦略参謀局の主な役割は、作戦・用兵などの計画を立案し、総帥たるカーキを補佐することである。早い話が軍令機関だ。ちなみに戦略参謀局の参謀と、各部隊の司令官を補佐する参謀は同じ「参謀」であるが、両者は区別されている。

 戦略参謀局は「局」の名を冠しており、その配下に多数の部と課を有しているものの、総人数は一〇〇人程度にすぎない。もっとも、GAの局とは大抵その程度なので、とりわけ戦略参謀局が少数精鋭というわけでもないのだが。GAそのものが三万以上四万未満の規模に過ぎないのだから、仕方がないと言える。


 そして戦略参謀局は、第二ヘキサゴン『夢幻常闇』にオフィスがあった。

 『夢幻常闇』は無重力の常闇の空間の中に、シャボン玉のような球体のシールドで覆われた大地が幾つか浮いている、という不思議な空間である。これは創造主であるカーキがファンタジー性をどこまでも追求しまくった結果なのであるが、結果的にこのヘキサゴンの主である第二総督ルカ=ブレーンのミステリアスさに拍車をかけることとなった。


 GAでもかなり異質な存在なのが、圧倒的な神々しさと神秘的で清楚なオーラを振りまく巫女服姿の美女であるルカだ。もっともアルマの本体と比べれば、その神々しさも色褪せてしまうのだが、ルカの場合はその無表情と無機質さが相まって、周囲からは畏敬の念を込めて見られている。


 そんなルカは第二総督のみならず、戦略参謀局局長も兼任している。元々ルカはカーキの参謀役であり、同時にカーキにとって、もっとも頼りになる相談役ブレーンでもある。


 五総督の中でも、総督以外の役を兼任しているのはルカくらいのものであり、そのことから考えると、彼女は総督の中でも極めて多忙と言って良かった。部下の統率、ヘキサゴンの管理、カーキ自身の補佐とサポート、そして作戦立案など。


 しかしルカにとって、それは絶対の存在であるカーキへの奉仕であり、苦痛に思うはずもなかった。もとより無表情と無感動を地で行くルカには、そもそも苦痛という概念自体が酷く曖昧なのだが。


 ルカは自身の私室である和室に腰を下ろし、机に置かれている書類の束を手に取っていた。



「……」



 黙々と作業を進め、瞬く間に部下達がまとめた草案を形に纏めている。不備があれば訂正し、それが実現可能かを頭の片隅でシミュレートする。机上の空論であってはならず、出来そこないの計画を主に献上する程、ルカは手を抜くつもりは皆無であった。

 表にこそ出さないが、彼女の仕事に対する誇りとカーキへの想いは本物であり、アルマにも負けないと自負していた。



「……兵站局にも動いてもらわなければいけませんね」



 ポツリと独り言を呟いた。いざ作戦が実行されるとなると、それに必要な物資の調達や輸送の手配(遂行ではない)はGA兵站局の管轄となる。そして食料らの生産はフローラ、武器や魔法具の開発はヒイロの管轄であり、ルカはノータッチだ。

 何ともややこしいが、組織とは得てしてそういうものである。

 何しろカーキも、まさか実際に戦略参謀局が機能することになるとは想像もしていなかったのだから。



「彼らの活動は主様の御望みの礎となります。彼らには万全の支援をしなくては」



 正直な話、ルカはカーキがあれほど部下を大切にする気持ちは分からない。GA軍団員にとって、戦死することはむしろ名誉ですらある。少なくとも、ルカはカーキのためならば悦んで命を差し出すつもりであるし、差し出すのをためらうようなものにカーキに仕える資格など無いとも考えている。


 ルカにとって、部下とは元々不要な存在なのだ。極論さえ言えば、アルマとルカの二人がいればGAはあらゆる存在を平伏させることができるだろう。

 アルマは勿論だが、ルカも序列的にはGAの実質的な第三位ナンバースリーであり、その能力は隔絶している。寧ろ防御と広域殲滅に特化しているルカは、存在自体が戦略兵器じみている。


 そんなルカにとって、カーキと唯一認めている友であるアルマ以外の存在は邪魔でしかない。調査隊など送り込まずに、自分が出れば三日で世界をカーキの思うがままに“手入れ”してみせる。それがルカの本音だった。


 無論、そんなことはカーキが望んでいないことはルカ自身が良くわかっている。だからこそ、彼女はGA随一の頭脳をフルに使い、カーキをサポートするのだ。



「……やはり、調査隊の一割は、彼女に手配してもらうべきですね」



 ルカは小声で呟き、長机の上に書類の束を置き、手をパンパンと叩いた。



「誰か!」


「はっ!」



 上司の声に応じ、ふすまの向こうに待機していた兵士がゆっくりと襖を開け、顔を出した。



「ノフレテーテに連絡を取りなさい。……あぁ、本体・・が来ずとも良いです。適当にワーカーを寄越して来いといいなさい」



 ルカの無機質な声に、兵士は冷や汗を流した。その声の冷たさは勿論、セリフ自体も兵士の心を掻き乱す。



「……あ、あの御方をお呼びするのですか?」


「だからワーカーを送ってこいと言っているのです。あのような醜悪な姿をここに持ってこられるのは不快ですし」



 飲み込みの遅い問題児を諭すようにゆっくりと、しかし優しさもいらつきも微塵も感じさせない唯の“声”を発しながら、ルカは筆をくるくると指先で弄くった。

 ルカの数少ない「生き物らしい」仕種に、彼女の内心が決して穏やかな波ではないことを悟った、いや、悟らせられた兵士は目に見えて狼狽し、頭を深く下げる。



「も、申し訳ありません……至急、『夢幻常闇』諜報班本部に連絡を取ります。……その、ハッブル諜報班班長が納得するとは思えませんが……」


「あの男は慎重すぎますからね。総督命令で黙らせなさい。何より、主様の御意志の遂行にはノフレテーテの力が必要です。

……歯向かうならば、それはカーキ様に逆らうも同義ですね」



 何気なく呟いた一言に今度こそ兵士は完全に狼狽した。泡を食ったようにふらつき、尻もちをつきそうになる。

 カーキが一からデザインしたルカ専用の私室の入り口でするには、あまりに無粋な態度に、ルカは自身の胸にドス黒い炎が噴き上がるのを感じた。


 が、無理もないと心を鎮める。カーキに逆らう。それはGAで最悪とされる反逆罪。憲兵隊はおろか、全軍団員に拷問を受けても、全く清算できない程の重罪である。

 反逆罪を疑われること自体、GA軍団員にとっては最大級の屈辱だ。ましてや実行するなど、GAの面汚しどころでは済まない。



「ちょ、諜報班班長に謀反の疑いが?」


「さて、彼の態度によって決まるでしょう」



 普通の部下ですら邪魔扱いするのがルカのスタンスである。ましてや、偉大なる主に反旗を企てた者に対する温情など、一欠片も持っていない。そんなものに自身の感情を使うならば、カーキへの愛に全てを費やす方が京倍は有意義だ。



「さっさと行きなさい。これ以上無駄に時間をかけ、主様の貴重な御時間を潰せば……殺しますよ?」


「し、失礼しました!」



 軽く放たれた時空神の殺気に、兵士は慌てて襖を閉め、気配を消した。

 その襖に視線を向けたままルカは白紙を取り出し、筆にすずりに入れた墨を浸して、さらさらと書き始める。



[第二総督配下軍からは第一防護連隊所属偵察隊から一四名、諜報班所属ノフレテーテのワーカーを三〇名程度選出?]


[ノフレテーテを含む天上級ヘヴンモンスターを積極的に活用すべし。しかし彼らが直接動くのは好ましく思わず]


[最悪の場合に備え、各衛生隊を常時緊急治療可能体制までレヴェルを引き上げるべし]


[諜報班一二名の投入のための下準備も欠かすことはできず]



 そこまで書き連ねた後、ルカは無機質な瞳を紙に向け、筆を動かす手を止めた。

 彼女が無造作に何かに書いている時、それは彼女の頭が猛烈に回転している証でもある。



「……調査のためには、やはり一〇〇人や二〇〇人は採取する(・・・・)べきでしょうか?」



 ルカは小さく呟いた。まるで、夕食作りに必要な野菜の数を吟味するかのような気軽さで。



「コゲツの報告によると、エルフの国もあるそうですね……そこからも採って(・・・)きましょうか。フローラ辺りに言えば嬉々として行ってくれるでしょうし」



 傍から見れば、ルカの感情は完全に壊れていたのかもしれない。しかし、GAでは至極普通の思考であった。






 そこまで考えたルカは、気配を感じて襖に目を向けた。するとその襖が開き、小柄な少女が入ってきた。


 身体は緑色であり、金髪のショートヘア。GAの迷彩柄の戦闘服に帽子を被っている。

 そしてその身体は、まるで「昆虫のメカ」といった風体だった。

 先端が尖った長い脚が四本に、背中の部分にはまるで戦闘機の可変翼(VG翼)のようなものがあり、腰の部分は虫の腹のように後ろに長く突き出している。

 そして両腕は、まるで蟷螂カマキリのように鎌状になっている。それは大きく、見るからに切れ味がよさそうな代物だった。



「……“働き機生蟲(ワーカー)”の“蟷螂型タイプ・マンティス”ですか。あの女、また産めるワーカーを増やしたのですね」


「あーと、お呼びですか? 第二総督」



 無機質な瞳、無表情で感心するという器用な真似をやってのけた上官に、突如産み親に言われて巣から叩きだされたワーカーは、キョトンとした表情を隠さぬまま尋ねた。

 咄嗟に敬礼するが、何しろ腕が鎌なので、ぶっちゃけ上官の首をとろうと腕を振り上げているようにしか見えない。



「ええ。ノフレテーテに外界調査用にワーカーを三〇用意するよう言いなさい」


「へっ? それって総帥閣下の命令の件ですよね?」


「他に何がありますか?」



 絶対零度の瞳で上司に見つめられ、ワーカーは飛び上がって震えた。



「も、申し訳ありません! ですが、ほら、私たちって姿が……」


「擬態用のアイテムくらい手配します」



 何故こんな事を言わねばならぬのか、そう言いたげに小さく息を吐き、ルカはあたふたしているワーカーを見つめた。

 文字通りの意味でただ見ているだけなのだが、その瞳の中に底深い殺意を感じ、ワーカーは今度こそ飛び上がった。水色の瞳に涙が浮かぶ。



「す、すみません! 産まれたばかりで、まだそういうところが良くわからなくて……」



 だったら何で送り込まれたのだろうか、と思いつつも、あの腹黒いノフレテーテの事だ。軽い嫌がらせに違いない。

 ルカは勝手にそう納得し、軽く手を振ってワーカーを下がらせた。



「……どの道、ワーカーは彼女が産みだす己の手足。何時でも産め、何時でも消せる。ある程度目的がはっきりしている調査に、これほどうってつけの使い捨てもいないでしょう」



 ルカは静かに立ち上がった。紅白の巫女服が、小さな音を立てて擦れる。

 そして襖を開け、ゆっくりと歩き出した。






「あぁ、ルカ」


「フローラ? どうしたのですか?」



 桜が美しい広場を歩いていたルカは、後ろから声をかけられ振り返った。

 そしてそこに、自分と同じ総督の地位にある者を見つける。


 そこに立っていた少女に、ルカの無機質な心が僅かにぶれた。

 ルカにとっては無意味な存在でありつつも、カーキの心をつかむGA古株の一角であり、カーキからの信頼も厚い少女、第三総督フローラ=スピネットがそこにいた。



「編制が終わったから、ちょっとした散歩だよ。

 それにしても、ここの桜もまた綺麗だねぇ。桜花爛漫おうからんまん、桜花爛漫……」



桜の木々を見つめながら、フローラは満足げに頷く。



「ルカ、君は美しい風景などに心を動かされないかもしれないね。かくいう私も、御主人様が関わっていなければこんな景色などどうでもいいけどね。

 でも、ここは御主人様が御造りになった箱庭であり、至高の芸術。それを忘れないでね?

 私は御主人様の偉大さを感じるために、こうやってこの世界の美しさに触れるのは大好きだよ」



 そう言って、フローラは唱を詠むかのように笑った。

 しかし、それを見つめるルカの瞳には何の感情も浮かんでいない。ルカはその長身をゆっくりとまげ、まるで今にも殴りかかりそうなポーズをとった。

 気に食わない。そう言わんばかりの態度であった。



「……それで、暢気に散歩ですか? 主様が心穏やかにできず、苦しんでおられるというのに」


「……わかっているよ」



 ルカが咎めるようにいうと、フローラは気分を害したように顔を顰め、両手をあげてひらひらと動かした。

 漆黒の瞳に射抜かれた緑神は、トンガリ帽子をとって頭をかき、息を吐いた。



「……糞忌々しい雑草共め。外界なんて、なくなればよいのに。若しくはさっさと御主人様のものになればよいのに」



 まるで欲しいお菓子が手に入らなかった子供のような口調で言いながら、フローラは唇を尖らせた。



「兎に角、一日も早く御主人様に安寧の日を与えなくちゃあいけないね。外界中の空気を一斉に毒ガスに変えるとか、大陸を全て海の底に沈めるとかすれば簡単だけど、御主人様はそんなことを御望みになっていないし……フフッ、流石に御主人様の命令オーダーは、並大抵のことじゃあないね。

 まぁ、今のところ全てが順調だ。一路順風、一路順風」


「主様は未知の世界を恐れています。ですが、それを如何して責めることができましょう」


「そうだね。ま、もし御主人様を臆病者と罵る奴がいたら、私が咲き殺すけどさぁ」



 こてん、と首を傾げながら、フローラはおぞましい笑みを浮かべた。彼女の服の袖から鋼鉄よりも硬い茨の鞭が伸び、フローラの細腕に絡みつく。



「貴女の出る幕もないでしょう」


「……へぇ? GAの絶対防御イージスたる君も動くってぇこと?」


「無論、動きますよ。主様の御望みなら」



 そっけなく返し、ルカはくるりと背を向け、歩き出した。



「貴女と話している時間が惜しいですね。主様が眠れぬ日々を過ごすなど、あってはならないことです。

……あぁ、兵站の事は任せましたよ」


「相変わらず余裕がないね。そんなんじゃあ、御主人様にも可愛がってもらえないよ? 御主人様は私たち自身の幸福だって御望みになっているのだから。……ま、私たちにそんなものはないけどさ。御主人様の幸せが私たちの幸せだし……。

 それと兵站については任せてね。私たちは体液を一滴残らず、御主人様に捧げるためだけに存在しているのだから」



 同僚に警告の皮を被った皮肉を投げかけ、フローラは巫女服時空神の背中に向けて小さく手を振った。



「……あんなこと言ったけど、私も可愛がってもらいたいなぁ、御主人様に。

 それにしても――――」



 フローラはシールドの中に創り出された、人工の空を見上げた。

 そこには蟲が羽ばたくような音とジェット機の発動機音を合わせたような音を大合唱させ、上空を飛び去っていく機械と蟲を足したような連中が飛び去っていく光景が広がっていた。



「ワーカーの群れ……ノフレテーテが動き出すってことかぁ。あいつアルマほどじゃあないけどやる事なす事過剰なんだよなぁ……。精々世界を滅ぼす程度でとどめる私たちを見習ってほしいよ、まったく。

 あんのダブル蟲女が動き出すんなら……“調査任務”で国の一つや二つ、滅びるだろうなぁ。如何でもいいけど。

 関わった連中、ロクな死に様迎えられないなぁ。肝脳塗地かんのうとち、肝脳塗地……」



 全く心をこめずに冥福を祈るようなポーズをして、フローラもまたその場を後にしたのだった。






 「GA第二次調査隊」と命名された部隊が一斉に動き出すのは、それから二日後の事であった。










 ちなみに諜報班班長と副班長は揃って天上級ヘヴンモンスターです。


 ルカは無機質でカーキ命の無表情キャラ。それ故に仲間にも結構冷たいところがあります。GA内にもカーキを巡る修羅場みたいなのがあります。纏まる時は纏まりますが、全員仲が良いアットホーム的な空間ではありません。

 ギスギスです。


 ゲームで忠誠心マックスにしたキャラが本当に現実で大量にいるのがGAです。それ故に、何処か歪な空気にもなります。


 でも修羅場を書いてみたい私です。


 御意見御感想宜しくお願いします。

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