表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

ただ、思い出の中で

思い出は時としての、スピンオフ作品でございます。こちらも、随時加筆してまいります。寂しい中で、男性たちがどう思うか、皆様の気持ちへ寄り添えますと、幸いです。

僕の名前は一条香(いちじょう かおる)、経理部の新入社員である。僕には、良く見ている同期がいる。中町(なかまち)と言う同期だ。彼は営業部で、皆と明るく接するのが上手く、見ていて惚れ惚れしていた。近付きたい気持ちがあったが、彼は部署の橋渡しで部署間を良く移動することが多いため、会えても中々二人だけで話しをする機会が少ない。かなり寂しい。体育会系のイケメンで、僕も筋肉は少し付いている方だが、彼はバランスがすごい良い。話しは中々できず、ただ見ている時間が流れる。寂しい気持ちの中で。日々の思いは募っていくが、相手へは届かず、ただ素通りしていく。孤独ではないが寂しい時間が流れる。


経理部の僕の部署は女性が多く、日々を楽しめてはいるが力強さが足りない。男性が居ると安心する。女性へ少し話してみたこともあるが、女性のコミュニケーションネットワークの体力バージョンだねー、と言ってもらえた事がある。コミュニケーションは、過剰には好きではない方である、それでも寂しく思う時が有ると言う事は、コミュニケーションが好きな方々は、もっと寂しくなってしまうのでは無いかと思う。昼と夕方が過ぎ、一日が終わる。そんなサイクルが愛おしくもあるが、無性に寂しくなる時もある。普段と違うことを望むから、なのであろうと思うが、楽しさと寂しさの対応は皮肉に、やはり近いのかと思う。また、中町と会いにくい、ただ見てるだけの時間が過ぎる。また、悟られないように見続けはしない、周囲へ気を配る塩梅も忘れないようにしないと行けないと、また寂しさが募る。ただ中町も、たまに目を合わせてくれる。相変わらずイケメンだ。ただ僕だけへではなく、皆へも優しい奴なので効果はまだ薄い。組織の中と個人同士という壁は、良い仲間たち同士ほど難しい、論理的に。


難しい話だが、線引はしにくい男と男、僕は女性はそれほど好きになれなかった、結婚をするなら女性とは思うくらいには常識はある、ただ一時、心を寄せられる、信頼以上の男への思いがある、形と言うべきだろうか、周りから見れば。何だか、結婚式のような形を、皆求めるものなんだなと少し思った。僕は何が形なんだろう、と思っている、ただ笑顔で居られる、時間と笑顔にヒントがあるのだろうと、少し思う。悲しいことに時間は待ってくれない、良くも悪くも過ぎていく時間。気持ちは留まれず動き、止めどなく流れて行く。流れに逆らえず止まることすらできず、また流れに乗ることもできない。距離は縮まらず目標まではまだ遠い、切なさと寂しさが混じる。


中町とまたすれ違う、会えない時間も多いが、会えているだけでも幸運なんだろうか、とポジティブのようなネガティブのような曖昧な感情。たまに目が合うのは嬉しいが居られる時間は少ない、もどかしさの中で。ただ、僕も仕事がある、会計処理はそれなりに得意なので今日も淡々とこなす、僕の希望の部署で仕事は楽しい。女性の中で寂しく思う。嫌われてはいないがそこまで踏み込む気もないので話しもあまりしない、仕事は別だが。中町は営業の仕事で疲れて帰ることもある、なんだかもどかしい、日頃の寂しさが募っているのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ