21 居合
すみません間違えた方を、アップしてしまいました。
加筆、訂正しました。
谷の村に到着し直ぐにシエル侯爵家に手紙を出した。
その後は久しぶりに工藤さんの所に顔を出した。
今日からは居合の稽古という事だ。
居合・抜刀術・鞘の内とも言う。
現代で抜刀と言えば、戦前の日本陸軍戸山学校の軍刀操作系の流派などの、試し斬りを行う流派を指したりする人もいる。
居合は鞘から抜き出したと同時に相手を斬る刀法だ。
帯を3周巻き内側1巻目と2巻目の間に脇差。
2巻目と3巻目の間に大刀を差す。
ヘソの先に持って行く。
右手を柄に掛け左手で鯉口を切り、柄を抜きながら左手で鞘を引く。この左手の鞘引きが居合の速さのポイントとなる。
納刀は刀身を指で挟まない。このクセが付くと素早い居合は出来なくなるので注意だ。
まず水平の居合から稽古を行った。
1・剣をヘソの30センチ前ぐらいに出す。
2・剣を外に刃が来る様に横に寝かし鯉口を切る。
3・右足を踏み出しながら右手で剣を鞘から抜かはじめる、同時に左手で鞘を引き、左手小指でヘソから左脇に腹を切る様な感じで動かす。
4・右手でそのまま水平に切り相手に切りつける。その時左手の鞘はそのまま引いたままにする。
右手は右に行き左は左に引く。胸を張って身体が開くようなイメージだ。
慣れて来たら鞘を最初から横にせず抜き出しながら横にする。
最初から横にすると相手に横に切りますよ。っと切り手を見せる事になってしまうからだ。
注意するのは右手の勢いを付けたいので、抜く前に右手を左側に持って行ってしまうと、正中線・正面がガラ空きになり、相手から面や小手を切られてしまう。
そうされないように、柄頭を置き相手を牽制しておく事が重要である。
いざとなれば剣をヘソ前に出しているので、柄で相手の剣を受ける事も出来る。
袈裟切りは斜めに切りつけるのだが、その際にも小手に隙が出来ないように注意が必要だ。
とにかく小手部分や面を敵に晒しやすい。
3センチ程度の木端を色な高さと角度にヒモに結び、木に何本もぶら下げる。
コレに向かって色な角度から抜き打ち納刀を繰り返す。
刀はギムが作ってくれた練習刀が準備してあったが、やや重いので手首を痛めないように気をつけて稽古を行う。
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何かしら?お父様の部屋に呼ばれた。
「レイヤ参りました」
「入れ」
お父様の机の前に行くと手紙が置いてある。
「お前とナガト王子殿との婚約の件だが解消になった。この話はお流れだな」
「えっ!?、それは嬉しいですが!どうして?」
「ナガト様より申し入れがあった」
「断るとは・・・何と失礼で傲慢な人なのでしょう!」
「いや、そうでは無い。自身の悪評などによって、当家やレイヤに迷惑をかけた事を丁寧に詫びておる。なかなかの人物だな。あの評判は本当なのかが怪しくなってくるな」
「それほどですか?」
「うむ、わざとそういうフリをしていたのか、周りがそういう悪評を立てたのかは分からんが、クドー剣者殿が弟子にしてるし・・・何とも掴みどころの無い分からんお人だな」
「お父様、お会いになりたいのですね?」
「機会があればな。あと明日にでもバッシュ騎士団長との婚約を発表するが良いな?」
「はい!嬉しいです!」
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生鉄を持って来たのでギムが日本刀の試作をはじめる。
高炭素鋼を外の皮にだけ使うまくりや甲伏せ、刃の部分だけ割り込ませる割り込みでショートソードとロングソードを2本とダガー2本を作ってみた。
なかなか良く出来ている。
この4本はギムにお願いしレイヤとバッシュの為に作ってもらった。お祝いの品だ。
(婚約の件で2人には迷惑かけてたみたいだしな)
拵えの金具は太刀拵え風のデザインを金工に頼み、他は自分で作る事にする。
グリップは騎士は自分で紐を巻くようなので、木地のままで良いそうだ。
こちらは刀身に彫刻を入れないらしいのだが、剣に4輪のバラを刀身に入れてもらった。
そもそも刀身に彫刻って思い付いて居ないそうだ。ギムと金工師が驚いていた。
俺と工藤さんの刀だが2人で話し合いを重ねた結果、やはりある製法に決まった。
テストピースを何十個も作ってもらいテストを繰り返す。その慎重さ緻密さにギムはしきりに感心し、喜んで付き合ってくれている。
ギム自身もとても勉強になると、デカいノートに何やら書き込んでいる。
感覚的に分かってはいたが、こういう風に実験し証明されるのはより知識が深まり面白いそうだ。




