20 女神の名前
奴らが乗って来た馬車を1つ使い、死体を離れた所に持って行き積み上げておく。今晩には獣や魔物が持って行くであろう。
奴らの馬車から食料を移す。
武器もいくらか出て来たので移す。
「サエグサ、光剣が何本があるが使うか?」
「俺は外に出す系の魔力が無いんだよ」
「ああ内系か、珍しいな、そう言えばナガト王子も内系だな?偶然か?」
「クドー剣者様も光剣使えませんよ?内系?って言うんですか?それですよ」
「それは本当か!内系で無いとクドー剣者様の技は伝授されないと言う事か!」
「ちょっと聞いてみないと、わからないですね」
「おぉー!何か色々と興味深い話しが聞けるな」
バッシュ騎士団長は感じいっている。そんな姿をレイヤは嬉しそうに見ている。
(2人は本当に仲が良いんだな、ちゃんと婚約解消しなきゃな)
翌朝、柱の上についている何となく王冠の形をした、直径40センチぐらいの銀の輪を外し用意した袋に入れる。
「あとはこれを城に持って行けば良いだけだ。ありがとうサエグサはどうする?王都ロクサーヌまで一緒に来るか?」
「いや、剣者様が待っているから谷に帰るよ」
「そうか、残念だがしょうがない。じゃあ、この戦利品の馬車を1台持って行ってくれ」
「有り難く頂くよ」
「あっ、あのサエグサ様!」
「何だ?リリス様」
「リリスとお呼び下さい!様は嫌です」
「わかった。リリス。コレで良いのか?」
「はい!王都に来たら教会にお越しくださいませ」
「わかった、じゃあ俺も様付けやめてくれ」
「はい、絶対来て下さいよ」
熱心な信者のリリスにゆうこりん様の像をプレゼンした。
「女神様ですね!素晴らしいです!」
「ゆうこりん様だ」
「はい?」
「女神の名前はゆうこりんだ」
『えっ!?』
どうした?みんな驚いて?
「女神様の御名は誰もご存知ありません!お姿は王の拝命の時に降臨されるので伝わっておりますが・・・」
ついでに祈り方も教えてあげといた。
「何と!このような!!」
「クドー剣者様も知ってるぞ?」
「驚きでございます。やはり折りを見て正式に剣者様のお話をお聞きしたいと思います。その時にはサエグサ様…サエグサもご一緒下さいね」
「わかった」
森を出た所で王子一行と別れた。
ちょっと離れただけだが谷が懐かしい。
(すっかりこっちの世界のホームになっているな。)




