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14 天ぷら・とんかつ

トリネキ村の宿はとても清潔感があってリラックス出来た。

蕎麦はと言うと・・・あの蕎麦だった。

日本と同じ蕎麦だ。

それにトマトミートソースがかかっていてちょっと微妙な感じだ、もちろん不味くはない。

薄味のチキン野菜スープをもらって、塩を少し入れそれにつけて食べたら美味かった。

店の親父とセバスがガン見して居た。

「それは?」

「つけ蕎麦?」

「おぉー!新しい!新商品にします!」

開発者としてギャラを払おうとするのだか断る。

代わりに指示した料理を作ってもらう。

野菜の天ぷらとかき揚げを作り、天ぷら蕎麦にした。

天ぷらも新商品にしてもらう事になった。

料理のレシピと言う物は基本的に教えてくれないらしい。店の親父は涙ぐみ感激していた。

コレによりここの食堂での食事は、生涯無料にしてくれるらしい。

一番上手に出来た天ぷらは、持って来たゆうこりん像に供えた。

(ゆうこりん様お召し上がり下さい・・・)

日本人って事もあるが、ちゃんと実在している神様なので当然敬う。


今日はコボ村へ向かう。

街道は少し山道へと入って行くが、大きな街道なので人の往来は多い。

今日はセバスの知り合いの家に泊まる。宿屋では無く食堂なのだが昔は宿屋もやって居たので空部屋は3部屋あるのだ。これを暗部OB会が借りている。

ただこの食堂、少し街道から離れており客が来ない。

天ぷらの一件がありセバスに相談されたがさぁどうしよう?


ここの特産を聞くと山菜と牙肉らしい。

牙肉を焼いて食べてみたがまぁ猪肉だったもんで、とんかつを作る事にした。

分厚いのは揚げるのも難しいので1センチ程度にした。

とんかつを作って食べさせたらセバスと店主夫婦は美味さに絶句をしていた。

ついでにカツ丼を作ってやったが醤油が無いのでウスターソースで代用した。

店主夫婦とセバスの尊敬の目が眩しい・・・

ここも俺は生涯無料になった。

これで谷を出されても、飢え死にする事は無くなったのでかなり安心した。

とんかつととり唐揚げをゆうこりんに供える。

(ゆうこりん様こちらの世界にも揚げ物が出来ました!こっちのお肉も美味しいです)


翌日、店主夫婦から感謝の見送りと、お弁当をもらい村を出た。

フギ町まではあと半日ってとこだ。


◾️◾️◾️◾️


何事も無くフギ町に着いた。

それにしてもデカい!石の城壁は迫力ががある。

さて入り口の検査があるんだっけ?

町と呼ばれる場所では魔道具による入国検査みたいなものだ。

その者の現在の職業が提示される。

セバスに聞いたところ、俺は工藤さんの弟子なので「剣者弟子」となるそうだ。その前は「元コート国・第三王子」だったはずだそうでそれはヤバかった・・・

ちなみに暗部の人間は「王宮職員」となるらしい。

(なるほど確かに職員だな)

他に「王宮魔法師」「王宮騎士」があるそうだ。

「ほう、じぁあセバスの職業は?」

「侯爵家職員兼、剣者弟子付人ですね」

「王宮職員では無いのか?

「谷に居るって事はそっちは完全引退した者なんですよ」


この判定機だが、王都ロクサーヌの場合はさらに「種族」と「位」が表示される物があるそうだ。

こちらの世界も良くある異世界の話のように色々な種族がいる。別種族同士結婚は出来るが子供は出来にくいらしい。

(くらい)」とは賢者・勇者・聖人・聖女・巫女などだ。位を持つモノは滅多に無いという事だ。


さて、俺の番になって水晶玉に手を触れる。

[剣者の弟子]と出た。


『おおっ!』

セバスも手をかざすと[侯爵家職員・剣者付人]と出る。

そのまま丁寧に案内され町内へ入った。


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