表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/36

10 中段・ 下段・突き

中段の構えは右足を前に出し、柄の端、柄頭はヘソの前、剣先は相手の目もしくは喉辺りの高さに付ける。コレは一般的な中段だが、当流の中段は相手の心臓あたりまで下げる。

中段は守攻一番バランスが取れている構えだ。

中段に一度構えてから大八相に構えるようにする。


相手が頭を打って来る想定で、中段から右足を少し引き右拳を少し自分側にひきながら剣を立て頭を守る。

剣先は右肩の延長上右手は顔の前、左手は顔の左前横。

剣を立て鍔元で相手の刀を巻きながら受ける感じだ。

受けたら右足と左足を踏み出しながら、受けた刀を下段まで落とし、左右の足を大きく踏み出し喉を突く。

突いたら中段にもどす。

これを繰り返す。

「滝落し」と言う技らしい。


下段は中段の姿勢から、剣先を相手の膝辺りに下げる。主に守りの構えになる。

相手が打ちかかって来た剣を右足を後ろに引きながか、下から右上へ跳ね上げ、そのまま大八相に構え大きく右足を踏み出し袈裟に切る。

この稽古を跳ね上げから、袈裟切りつけまでスムーズに出来るまで稽古を行う。

「波返し」と言う技らしい。


突きは相手に対して無防備に身体を晒してしまうので、あまりお勧めは出来無い技ではある。

稽古は中段に構え、縦木を周りながら突きを同じ場所に繰り出す稽古を行う。突いた時の刃は下。


後もう一つは袈裟に切って、そのまま左脇に切先は相手に向け刃は左外に向け構える。

両足を踏み込みながら刃を右来るように捻りながら、胸あたりを突く。突いた時の刃は右横。

袈裟切りはフェイクでその後の突きが本物の攻撃なので、袈裟後は素早く突きに入る。

(うつろ)」と言う技らしい。


◾️◾️◾️◾️


「技も少しづつ覚えて行ってもらうよ」

「はい、わかりました」

「居合は最初からだね。あとは暗器だけどうちの流派では手裏剣と縄鏢(じょうひょう)みたいな物を暗器と呼んでいるんだよ。印字打ちとか寸鉄とかは無いね」

「手裏剣はどのタイプですか」

「棒とかナイフだね。打ち方は回転させない直打(ちょくだ)だよ。剣を構えて対・目の前の相手用だから近間の手裏剣技だね」

「それは楽しみですね」


◾️◾️◾️◾️


暗部内のローテーションで王子の動向を見張って居る。

先日、コート国コキーユ家がナガト王子を1年後の建国記念日に正式に廃嫡にする事を公に公布した。

これによりナガト王子の立場はダジュール国でも微妙になった。

シエル侯爵家のレイヤ様とはただの婚約者状態で、入国後は谷に押し込んだのでお互い会った事も無い。

婚約解消すればナガトはただの平民だ。

いや、一年後廃嫡した時点で平民になるので婚約解消になるのだが・・・

ややこしい事に者様の弟子となった為、我が国での価値が上がった。

ただのコート国三男坊王子より価値が上がってしまったのだ。

これにはシエル侯爵家当主であるカシス侯爵は困っている。

ロベル王はその報告を表情を変えずアイシャ王妃と共に聞いていた。


そんなナガト王子を久しぶりに見たが、ずいぶん顔立ちや身体付きが変わって誰だか分からなかった・・・

他人じゃ無いのか?






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ