ニートと愛を誓う。
私は頬を染めている。
二兎と愛の誓いを交わすなんて…!
「愛耳、現実世界に戻りたくないのか?神の前で俺に愛を誓えよ。」
「な、、なんでこんな、罰ゲームみたいなことしなきゃいけないのよ!」
私は聖女の前に27歳処女だぞ!
コロして、、くっ!恥ずかしさでいっぱいだ。いやイキロ!
「…愛を誓いませんが、、誓います」と私はモジモジと小さな声で言う。
「誓います!!」
二兎は堂々と私を本気で愛するようにと言った!
このニート!男らしくすんな!ドキッ♡がもったいない!
罰ゲームはまだまだ、つづく。。
冒険者ギルドから野次馬が集まり始める。
キルドマスターはさらにつづける。
「それでは、これから指輪の交換を行います。。勇者二兎よ、聖女愛耳に指輪を渡してください」
二兎は、白い小さな箱をパカリと私の眼の前で開けた。
小さくて可愛い、指輪がはいっている。
「わたしの薬指にはいるかしら?」
「ああ、寝ている間に測らせてもらった、少し痩せ気味だぞ」
痩せてるのはアンタが心配なせいよ!
っておいおいおいおい、誰がサイズを測っていいと言った?
しかもどこまで測っちゃってるのかな。。。
二兎がわたしの手を取り、左指の薬指に指輪をはめようとしている。
『愛耳、これは「忘れな草」が彫られた指輪だ。。花言葉は。。』
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