いつかみてろよ、オレは小説家になるって。。
二兎は私が掃除してやらないと部屋は汚れてるし、耳掃除もしてやらないときったないし、毎年、誕生日プレゼントとかバレンタインのチョコをあげても返してくれないし。はぁ…なんでこんなのしか私の周りにはいないのかしら、お姉ちゃんが羨ましいよ…。
「タン塩、カルビ、トロトロホルモンください!」
店員が銀色の皿に乗った肉をドカッと置いた。七輪の上に肉を並べて、じゅーっと焼ける音が心地いい。
よし、上手に焼けました!いただきまーす!すっと、わたしの焼いた肉に二兎にとの魔の箸が。。
「うめぇ~♡ 愛耳もるの焼いた肉、超うめぇ!お前、いい嫁さんになるぜ!」
このやろう!私が焼いた肉を食うんじゃないよ!しかもサンチュ使いすぎ!二兎にとの焼いた肉は、、ああ、焦げてる…「まぁ、焦げた肉でも美味しいからいっか」しょんぼり。。
食欲旺盛すぎでしょ、ガツガツと肉を食べ続ける。私の分、残しておいてよ!
「きょっ!今日こそ割り勘だからね」
「あ、そうだ…俺、今日は金ないんだった」
いや、いつもだろ。。は頭を掻きながら申し訳なさそうに言った。このダメ男にいくら貢いだかわからない。
「しょうがないわね、、今日も・奢ってあげるけど、早・く・働・き・な・よ・」
「働いたら負けだろ。。いつかみてろよ、オレは小説家になる」
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