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バカバカ!二兎のバカ!
~愛耳のお家~
「おい!二兎!何コケてんだよ!よいしょ…」って、助けたのがまずかったのか。亜義斗さんは少し暗い顔をして、手紙と花束を引っ込めて走り去ってしまった。私の心は一瞬にして沈んだ。
「ちょっまって。。よ」
亜義斗さんには、私と二兎が仲良しの恋人のように見えたんだろうか?
後日、落ち込んでいた亜義斗さんに、ニートのお姉ちゃんがたまたま話しかけて。
「私、暇だから付き合ってあげるよ」って慰めたら、告白されたというのだ。
私とお姉ちゃんは瓜二つだし、料理も歌も家事も、私の方が上手なのに…。
私の方がスーパーダーリンを幸せにできたはずなのに…。悔しい!
でも、ニートでいつもつまらなそうにしていたお姉ちゃんが、今は幸せそうにキラキラ輝いているから、まぁいいか…。クソクソ!
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