スーパーダーリンガチャ伝承
病院のオヤジの病室、「Web小説を更新しないと。。」という悪夢に二兎の父さんはうなされているようだ。
「おやじ!具合はどうだ?」
「ああ、、シトか。。」
今日のオヤジは機嫌がよさそうだ、、
よし、、いまがチャンス。。
オレは愛華の誕生日に指輪を買ってやりたいんだ。。
「おやじお小遣いくれよ!」
「金などない。。」
「愛華の誕生日にエーデルワイスが彫刻された指輪を贈ってやりたいんだ」
「自分ではたらい、、いや、、やめておこう。。お前の働きたくない病の発作はひどいからな」
今日のオヤジはなんだかやさしい、ふつうなら働けっていうだろ?
でも、おやじに何度たのんでもおこずかいをくれなかった。
しかたない愛華にお金は借りよう。。と思った瞬間。。
「そうだ、おまえに『スーパーダーリンガチャ』のスキルをやろう」
なんだ、、スキル?をくれる?
ついにオヤジがボケてしまったか?
「おやじ?大丈夫か?」
まあみとれ、、とおやじがブツブツなにかをいうと、、
オレの体がふわ、、っとしてあつくなる。
「スーパーダーリンガチャ」スキルが伝承されました。
なんだこの電子音?
「聞こえたか?」
「スーパーダーリンガチャ?」
なんじゃこりゃ。。
おやじがゆっくりと歩き出した。
「いまから、オレがやることをよく覚えておくんだ。」
オヤジがおれに壁ドン体制をする。
ちかいよおやじ。。
おやじは、目をキラキラして俺をみつめて、甘酸っぱいアイドルのような声で叫んだ。
「こんなダメなオレだけど…異世界では絶対スーパーダーリンになるから!こんなこと言うのは恥ずかしいけど…君と一緒なら、どんな未来も怖くないって思ってる。だから、お願い、力を貸してほしい!君に届け、SSR!いでよ!スーパーダーリンガチャ!」
オヤジの右手の平手は勢いよく、壁ドン!した、オレは男だけどなぜかキュンとしてしまった。
するとオヤジの体が光につつまれる、ぶーんと壁から
スーパーダーリンガチャ+19、1回15万円という機械がでてきた。なんだこれすげぇ!
「ふう、、20年以上だしてなかったが、、まだ出せたか、、老体にはキツイスキルだ。。」
おやじはすこし体力を消耗してしまったようだ。
フーフーと息があがっている、今度はおまえの番といわんばかりに
オヤジが壁がわにまわり、俺が壁ドン側になった。
「いけ!シト俺がやったようにやってみろ!」
俺は人生初の壁ドンをオヤジにする!!