Lv4: 友達として少し距離が縮まる。偶然を装って会う機会を増やそうとする。
「オープニングセレモニーがはじまります」
案内エルフが声をあげると、ステージから
ショートの銀色の髪、格好良い魔法使いのローブ、胸元には愛のシンボル♡が刺繍されている
魅力的な深い紫色の目、優雅な笑みをたたえた、ニトに似たとてつもないイケメンがあらわれた。
「わたしは恋愛大魔道士リアジュウだ!」
リアジュウが一言いうと、会場でキャーーという黄色の悲鳴が聞こえ何人も倒れた。
倒れた者は失格の退場らしい。
ドキドキ・・・やば、、なにこのかっこいい人、、ありえない!
ニト、スライム君!このドキドキを止めて!たすけて!わたしもたおれちゃう!
「モル、、、おまえの好きなタイプだろ、耳が真っ赤だぞ。。」
ニトがわたしのうしろから肩を抱いてくれて、気絶を回避した。
「ニト!うるさい!わたしにはスライム君もニトもいるんだから」
これ以上好きになったら、逆ハーレムになっちゃうよ。
それにリアジュウ様とかドキドキしちゃって死んじゃうよ!
ニトがうざいことをいってくれたおかげで、すこし冷静さがたもてたかな?
ステージでリアジュウ様がくるりと回転する。
えっ!?ショートだった髪型が長いウェーブのある銀色の髪に!
服装はレガントなドレス、星のモチーフがあしらわれたローブに
そして女性的な曲線美のすごいスタイルに。女!?
「リアジュウは男であり女なんだよ」
ニトが好きそうな女、私に似てるな一気に冷める。
この世界の女って全部、私をモチーフにしてるんだよな。
ん、、?スライム君がモジモジしてる、、トイレかな。。?
チャンス、トイレに先まわりして、、やっぱり予想どおり!
「あっスライム君?トイレ?わたしもトイレ!奇遇だねエヘヘ」
「ぴぎぃぃ(おしっこ)」
ふふふ、わたしたちってツレトイレの親友みたい。