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壁ドンドンドンダーリン  作者: 壁ダリ
第一章
18/28

Lv2: 意識するだけで緊張してしまう。相手に気づかれないように頑張るが、挙動不審。

美しい森の中に佇む、古代の魔法の痕跡が残る壮大な屋敷。その周囲には色とりどりの花々が咲き乱れ、恋愛にまつわる魔法のエネルギーを感じることができる。ここには、恋愛大魔道士リアジュウの屋敷があり、一級恋愛術師試験説明会場として知られている。


スライム君、聖女のわたし、そして勇者の二兎の三人は、一級恋愛術師の資格を取得するためにエントリーを進めていた。


「エントリー完了と…ス、スライム君とわたし…スライム君?これでいいかな?」と、少し不安そうに確認するわたし。


「おいおい、愛耳、おれもちゃんとエントリーに入れてくれよ」と、勇者の二兎が不満そうに言った。


「じぶんで書いて!」と、わたしは彼を軽く叱る。


「エントリー完了しました、勇者様、聖女様、ドブスライムですね」と受付のエルフが確認すると、わたしの怒りが爆発した!


「スライム君だよ!いいなおして!失礼よ!はぁはぁ!」わたしの声は周囲に響き渡った。


「スライム君でいいですね。お客様おちつきください、挙動が不審です。」受付のエルフは冷静だ。


「ご、、ごめんなさい、、つい。。」てへへ


彼は、少々面をくらっていましたが、すぐに屋敷の会場に案内してくれた。


会場に着くと、広々とした大広間が広がっていた。大きなシャンデリアが輝き、壁には恋愛に関する美しい絵画が飾られている。参加者たちが和気あいあいと交流している様子が見受けられたが、わたしはその光景に緊張してしまった。


「み、みんな洗礼されてカッコいいな…恋愛の達人感がすごい」私は思わずつぶやいた。


「夢耳?緊張してるのか?」二兎が心配そうに聞いてきた。


「う、うん…みんなと交流しなきゃいけないし、スライム君のことドブスライムとか言われたし…」わたしは恥ずかしさと緊張で顔を赤らめながら答える。


「ピギィぴぴぴギィ(愛耳はやさしい子だ…大丈夫オレがついている)。」スライム君が励ましの言葉を送ってくれる。


「スライム君がいれば、だ、、だ、、大丈夫なのかな?」スライム君が近くにきて私はまた、挙動不審になってしまった。


勇者二兎は、そんな私たちの様子を見ながら、バイキングを貪っていた。

「この肉、うめ~」と、無邪気に笑っていた。

♡ご愛読いただきありがとうございますわ♡

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