スライムトゥルーハッピーウェディングライフ!
道具屋の娘は『どくけし』を使った。
「いらっしゃませ!『やくそう』 25ゴールド、『どくけし』 うりきれアル!」
うわ、、『やくそう』しか売ってないよもう。
自分で『どくけし』を使った分の値段つりあげてるし。
『惚れ薬草』のせいで町の経済が崩壊してるよ。
「てか、惚れ薬草って『どくけし』できえるの?」
「ああ、しかも惚れてる奴、恋愛感情が0のヤツにも効果ナシなんだなコレ!ちなみに愛耳には何度か飲ましてるが効果が無さそうだ」
重要なことをさらっと言うし。勝手に薬をのますなよ!
惚れてるのか、恋愛感情0なのかどっちかわからないからもどかしいわ!
くっ。。おちついてわたし。
「とりあえず、道具屋さんの『やくそう』と『どくけし』の在庫
を増やしたほうがいいよね?」
「うむ、『やくそう』畑と『どくけし』畑は町の裏だ!」
「じゃあ、クエストを進めようか?」
この道具屋の娘すこしは仕事しないのかな。
とおもいつつも、町をでると、すぐ畑があった、ちかすぎだろ!
さっさとクエストをおわらせようと、その時。。
スライムがあらわれた!
かわいくないやつ!どろどろの緑のやつ!
きゃっ!ちょっと服がとかされた!二兎たすけて!!
「うおおおおおっ!!」
二兎は叫びと共に、スライムに掌をむけた!
魔法!?かっこいい!!
「スライムトゥルーハッピーウェディングライフ!」
その瞬間、スライムの生き様が走馬灯のように流れ始めた、
スライムが小さな池で仲間と遊ぶ姿、薬草クエストで新人冒険者にボコられる辛い日々、
いろんな経験を乗り越えて幸せな家庭を築くその姿、スライムのくせに、涙がとまらない。
「ほら、、スライムだってやればできる、おれたちも幸せな家庭を築きたくなったろ?」
「いや、それはない」
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