第3話イカレ具合
皆様が楽しんで読んでくださることを願っています。
目の前にあったのは、誰もが驚くだろう。何故なら日本では禁止されて、個人の力ではどうにも作れない、持てないものが目の前に、国を1つ潰せるものがあるからだ。《原子爆弾》俺は冷や汗がとまらなくなった。今死ぬかもしれねぇからなぁ。そこは薄暗くガラス張りになっていてなげぇ廊下が続いてる。左右には同じような部屋が沢山ある。どんだけあんだよ…。キョロキョロと周りを見ていたら右から重い扉を開く音が聞こえた。
『お。尚之やん』
俺は冷静ではなかったが仲間がいた事で安心感が芽生えた。尚之も
「よ!そっちは大丈夫そ?」
『俺は大丈夫だぜ。元気ピンピン。モーマンタイ!そっちは?』
「こっちも特になんもないぜ。元気ピンピンだ。」
そんな会話をしていると左の扉もあいた。尚之は
「警戒しろ…誰がいるかわかんねぇからな。こんな所に…」
姿が見えた瞬間に2人は構えをやめた。それは大雅だったからだ。安心しきった顔で俺と尚之は見合った。大雅は
「尚之とあまねじゃーん!やっほ〜」
俺は呑気だなぁと思いながら近寄った。尚之は
「あと3人探しに行こう。早めに合流したいからな。」
と急かした。円状になっているので反対の方などが見やすいが原子爆弾で見えなくなっている。そこでは俺は
『まずは反対側から行こうぜ。見えてねぇから先に探った方がいいと思う。』
俺は指をさしながら言った。でも大雅が
「でも見つけた時どうすればいいんだ?携帯はあるけど圏外だよ?」
と携帯を見せながら指を指した。尚之は
「ここは結構反響するから叫べば聞こえるはずだ。聞こえなかったらここで集合だ。」
と携帯を地面に置いた。それから俺は1人で左のほうに行った。大雅と尚之は2人で反対方向の右に行った。ゆっくりと歩いていると扉が開いた。一応構えたが和馬だった。それから色々と話し、また歩き始めた。ちょうど他の人達もぞろぞろとでてきた。彼等は不思議そうな顔をしていた。中にはガラスを割ろうと必死な人もいた。【ここはどこだ! あれはなんだ? 助けてくれ!】そんな声が聞こえる。ふと横を見たら尚之達が手を振っていた。全員揃ったみたいだ。携帯をおいたところに戻ってきた。そして龍馬が
『俺達は光線にふれたはずだよな?』
皆んなが頷き、手を握ったりする。するとアナウンスがはいった。
【皆様大変申し訳ないですが1度部屋にお戻りください。その後に説明をするので】
冷たい女性の声がした。素直に皆部屋に戻った。するとガタッと音がした。何かが動く音だ。その後すぐに部屋が上に行った。驚くまもなく、目的地についた。
『おいおい!?どうなってやがるんだよ?』
デジャブを感じながら頭を抱えた。そこには太陽の光と東京スカイツリーがあった。
『どーゆー構造してんだか』
俺は周りを見渡した。皆んなが同じ状況におかれている。降りれない、空中に部屋がある状況だ。そんな中アナウンスが飛んできた。
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次回作にご期待を!