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転生したら聖女になったけど勇者より幼馴染が最強です。色んな意味で

作者: 海雲

私はリフィア·シルクレード転生者です日本での名前は佐藤美波って普通の名前です

年齢は12転生前合わせたら40ちょうどです、で今の容姿なんですが我ながら美少女になってますよ黒髪ロングでスラっとした体型で目も黒のままだけどパーツがいいんでしょうね顔も可愛いです……え?死因ですか?死因はどうでもいいんですよだって今生きてるんですから

でもどうでも良くないことが今起きてます

12の年にその人の職業を決めるんです演劇とかで言う役割なんですけどねそれが聖女なんです

この世界で聖女になった子は勇者についていき一緒に魔王討伐に行くらしいんですねそれがヒジョーに困るんですよ転生してから幼馴染ができてその子がほんとに可愛くて可愛くて離れたくないんですよ

でも決められたことだと聞いてくれないんです

なので、しょうがなーーーーーく勇者と魔王討伐に行きましたでも私の記憶が古いんでしょうか普通に勇者について行くのって剣士、僧侶、魔法使いとかですよねいつから剣聖、聖女、賢者ってことになったんですかね全部前の3つの完全上位互換じゃないですか別にいいんですけど

結果的に魔王討伐には成功しましたでも魔王は消えてもまた来るので意味ないんですがね(神からの知識)

まぁとりあえず魔王討伐成功やったーって事でお祭り騒ぎなるんです

で、今私は5年という長い年月を耐えに耐えてやっと会えると思ったらまだ会えないらしいですなんか英雄としてなんか一言言うらしいんですけどいらなくないですか?


「私は聖女ってことなんですけどこれで襲撃で苦しむ人が少なくなるなら本当に嬉しい限りです」


心にもないことを言うのは得意なんです

全員言い終わって勇者からなんかあるらしい


「みんな俺たちのために集まってくれてありがとう!そして旅の途中ずっと俺のことを支えてくれた3人リフィア、ナリア、ルミナありがとうそして伝えたいことがあるこっちに来てくれ」


まぁ行かないのもあれなのでとりあえず行く


「旅の最中俺は何度も心が折れそうになったでもずっと支え続けてくれた3人がいたから折れることはなかった」


そりゃ折れて戦力が減るのは困るし


「そしてずっと支えてくれてた君たちを僕はこれからずっと一緒に生き支え合うことが出来たらと思う……僕と結婚してくれないか」

「「よろこんで」」

「お断りします」

「ありがと……え?」

「「え?」」

「どうしたんですか?」

「今リクトさんのことを……あれ空耳?」

「でも今確かに」

「すまないリフィアもう一度お願いしても」

「ちゃんと聞いてくださいね?…すぅはぁ…丁重にお断りさせてもらいます」

「「「「えぇー!」」」」


なぜそこまでびっくりするのだろうか?じゃあ何か?一緒に旅したらその時にいた男とは結婚するのか?そんなことしないでしょうにそんなことがあるなら冒険者リア充だらけですよ?ていうか浮気してる人も出てくるわけで


「聖女リフィア殿貴方は勇者の申し出を断るということでよろしいか?」

「はい」

「わかったでは理由だけでも教えてはくれまいか?」

「好きな人がいるからです」

「そうかではこれから聖女への使命はその者幸せになることとする頑張ってくれ」

「はい」


この王様はいい人なのだちゃんと頑張ったものへの対価は支払ってくれる


「まってくれリフィア僕はその男より君を幸せに出来る自信がある」

「勇者リクトそれはおかしいですね幸せとは人から貰い受けるのではなく自分達で与え合い育むものと考えていますそれに私の好きな人よりあなたが上になることはありませんそもそも貴方は私にとってユーリ君との仲を邪魔した人ただの邪魔者ということになっていますので貴方はそこの2人を幸せにすることだけを考えてあげなさい」

「……」


さすがにここまで言われたら諦められるようだ

それから1度集まってくれた人たちを見渡す


「お集まりいただきありがとうございました私は途中退場させてもらいますが皆さん最後まで……」

「あ」

「ユーリ君!」

「「「「「え!?」」」」」


いっせいに名前を呼んだ子に注目が集まる

そこにはこの世界では髪が色々とカラフルになってるけどそれでも珍しい白銀の髪、目は曇りない水色、体型は良く筋肉質ではないが細すぎる訳では無いバランスのいい体つきそれに可愛いのだ男の子かと疑うくらいでもそれは5年前の話ちょっと長かった髪が短く切りそろえられバランスのいい体はそのままだがあの臆病そうな雰囲気は消えていた身長も私を軽く超えていた因みに私の身長は169だよく頑張ったんじゃないでしょうか


「やぁ久しぶりリフィアちゃん」

「……」


私は無言で走り出しユーリ君に向かって走り出していた


「やっと会えたー!」

「そんなに急がなくても僕は逃げないよ」

「疲れたよー癒してー」

「あはは変わらないね」

「人間そんなに変わりませんでもユーリ君変わったね外見が特に」

「そうかなでも確かに身長が伸びたよ」

「10センチ以上差をつけられたのは予想外だった」

「おい!」

「えっ何?」

「リフィアはあげないぞ」

「リフィアちゃんは君の物じゃないでしょ?」

「急に出てきたお前には……」

「急に出てきたのは君だよね?勇者だかなんだか知らないけどリフィアちゃんは君のじゃないし僕は急に出てきたわけじゃない」

「じゃあリフィアはお前のだとでも言うのか?」

「リフィアちゃんは誰のものでもないよ僕はリフィアちゃんが幸せになるところを見れればそれでいい二度と会いたくないって言うならそうする」

「ユーリ君そこまでしなくてもいいんだよ?」

「待てユーリでいいな?お前に勝負を申し込む」


ユーリ君がここまで私のことを考えてくれてたなんて可愛い奴め、がこの勇者はなんなんだ私はさっきちゃんと振ったなのにまだ諦めようとしないこの勇者は私と同郷らしいがこの子は絶対モテてなかっただろうそれかモテすぎて諦めることを知らないのだろうか困ったものだ


「そんなの受けるわけ……」

「いいよ」

「え!?ユーリ君?勇者はこれでも最強として今ここにいるわけだよ?」

「最強が負けないって誰が決めたの?ていうか負けると思ったら受けないよ負けたら君が望まない結果になると思うし僕も望まない」


あれ?最も強いから最強なんだよね?え?最強イコール負けないって認識じゃダメなの?

まぁユーリ君が負けないって言ってるし信じるけどね


「条件だが僕がかったらリフィアをもらうユーリ、君が勝ったら僕はもう何も口出ししない」

「OKそれでいいよ」

「よしじゃあ決闘は2日後それまでせいぜい頑張れよ」


あれが勇者のセリフだろうか


「リフィアさんちょっと来てもらっても?」

「いいですよ、あ、ユーリ君ちょっと待っててね」

「うん、いってらっしゃい」


私が去った後はちょっとした歓声が聞こえるかすかに聞こえたのはお前スゲーな勇者に挑む奴はもう居ないと思ってたよとか幼馴染のためとはないいねぇ頑張れよって言うのだったよかった英雄になんて口の利き方しやがるなんて言うのだではなくて、さて現剣聖&賢者様方からの呼び出しだ


「なんでリクト様を選ばなかったんですか?」

「そうですよあんな男よりリクトさんの方がよっぽどいいでしょうに」

「あぁ?」

「「ひぃ!」」


おっとユーリ君のことを馬鹿にされ多様な気がしてちょっと声がいやけっこう……ちょっとスキルの威圧が出てしまった気を付けなければ


「すいません少々声が強くなってしまいましたが貴方達はササキさんを馬鹿にされたら怒りますか?」

「怒りますね」

「怒るだろうな」

「今の私と同じ心境になるということですね」

「「あっ」」

「すまない馬鹿にしたことは謝る」

「それでいいのです」

「でも旅の途中貴方が1番勇者を支えてたと思うんですけど」

「あぁそれなら早く討伐を終わらすためですねはっきり言って世界なんてユーリくんが生きてればそれでいいんですから」

「そこまで言いますか」

「はい」

「分かりました貴方がユーリ君さんを想う気持ちは私たちが勇者を想う気持ちと同等いやそれ以上だということはよくわかりましたそれだけで満足ですすいませんでした」

「私も同じだすまなかったな」

「いえいえいいですよあなた達とは良い友達になれたと思ってますし」

「そうですね、これからもよろしくお願いします」

「私もよろしくな」

「はいこちらこそ」


これだけでした広場に戻るとお祭り騒ぎはまだ続いていた

ユーリ君を探すとベンチに座っていた


「ユーリ君!」


呼ぶと静かに手を振ってくれる


「暇だったからちょっと屋台とかで美味しそうなもの買ってきたよ」

「おぉ!昔からユーリ君は私の好物を増やしてくれてたからね」

「ふふそうだねこれからも増やしてあげるよ」

「うんうんどんどん増やしてね!」

「ははは」


そして久々に故郷に帰るのだがここ王都シークリスからちょっと離れた村フリスという所が故郷ということになる


「お父さんお母さんどうしてるかな〜」

「二人とも元気だよ」

「ならよかったじゃあルーちゃん元気だ?」

「ルヴィナなら元気だよ」

「わぁ会うの久しぶりだし楽しみだな〜」

「ルヴィナも楽しみにしてた」

「よしじゃあ早く帰ろっか」

「うん」


馬車を使えば半日で行ける車ならもっと早いだろうに

でも旅の途中の話をしながら行けばすぐだった話してる間ユーリ君はずっと笑顔で聞いてくれたやっぱりこうゆうところが好きだな〜と思う


「ただいま」

「ただいま〜!」

「え?ユーリ今リフィアちゃんの声がしなかったかい?」

「俺の隣に居るよ」

「お、おぉ!リフィアちゃんが帰ったぞ〜!」


そう叫ぶと村の人が一気にかけよってくるまるで波みたいだ

村人達との再開が終わり家に帰る


「ただいま」

「おぉユーリ帰ったかリフィアちゃんどうだった?」

「元気に俺の隣に居るよ」

「え?あ、あれリフィアちゃんがいる」

「ただいま!シルスおじさん」

「母さん!リヴィナ!リフィアちゃんが帰ったぞ〜」

「ほんとに?帰ったの?リフィアおねーちゃん」

「おかえりなさいリフィアちゃん」

「ただいまです」


この後旅の話を聞かれたが両親に只今をいっていないのでとあとにさせてもらった

因みにユーリ君には付いてきてもらっている1人で行くのはなんか緊張する


「た、ただいま〜」

「ただいま〜ギリアスさんフェルミさん」

「おかえり〜ってあら、おかえりリフィア……え?リフィア?」

「ただいま」

「おかえり〜!お父さんリフィア帰ってきたわよ!」

「おぉリフィア帰ったか!勇者に何かされなかったか?」

「えっとプロポーズ?」

「で、どうしたんだ?」


急に険しくなった正直に話した方がいいな


「バッチリ断ったよ」

「おぉそうかそうか」

「でもその後は勇者がユーリ君に決闘を挑んでさユーリ君それ受けちゃったんだよ」

「ん?あははは!それは勇者の自業自得だな」

「そうだよね…え?勇者の?」

「何がおかしい?……いやそうか知らないのか実はなユーリ君はこの村の危機を救ってくれたんだよ」

「この村の危機?」


受けたことへの反応にも驚いたがこの村にいつの間に危機が


「実はな…その危機ってのは1度や2度じゃないんだ」

「あはは」

「そうなの?」

「そのどれもがな災害級のモンスターが来てなそれは10回くらい続いたんだがな最後に伝説級のモンスターが来たんだよ」

「……そうなの!?」


びっくりしすぎて反応が遅れた普通ならこんな話信じないけどこれを話してるのは私のお父さん正直者で嘘をつくのは人を思っての行為の時だけそして元剣神と呼ばれた人だ説明簡単因みにユーリのお父さんは果たしのお父さんの相棒で魔法王って呼ばれてたよ……賢者じゃないのが不思議


「でもそれってこの村詰んでるよね?」

「いやそれを毎回ユーリ君が追い払うんだ一匹はユーリ君のことを気に入ってここに住み着いたけど」

「ユーリ君が倒したんだ〜……えっ!?住み着いたの!?」

「麒麟ていって雷と癒しの力を操るんだとか」

「麒麟て麒麟?」

「うん」


もう驚かないていうか驚けない初めの私は勇者の力にちょっと驚いたがもうユーリ君より上のものがあるとは思えないくっそなぜかっこかわいい上にそんなに強いんだ


「村の皆からユーリ君は神様の使いだと一時期言われてたんだ」

「まじか」

「ギリアスさんそれは嘘だよね」

「いやユーリ君が知らないだけでほんとだぞ」

「そうだったの!?」

「ユーリ君驚きたいのはこっちだよ」

「あははごめんね」

「いやーそこまでつよかったんだねユーリ君は」

「君が勇者について行ったあとすぐ修行の為にここを出たからね」

「そうなんだ、ごめん聖女なんかになっちゃって」

「いやそれはそれでよかったよ君を守れるようにって強くなれたし」

「ユーリ君」

「おーい二人とも〜おじさん放ったらかしにして二人の世界に入るなんて悲しいぞ〜」

「ごめんごめんギリアスさんそういえばライカどこにいるかわかる?」

「あぁそれならマリアスさんとこに行ってるぞ」

「ありがとうじゃあ俺ライカのとこに行ってくるから」

「うん、お父さんライカって?」

「さっきの麒麟の名前だ」

「じゃあマリアスさんって誰?」

「魔女」

「え?魔女?ってあの悪い女の魔法使い?」

「マリアスさんは悪い人じゃないよだってユーリ君と一緒に帰ってきた人だから」

「私もそこに行ってくる」

「東にあるからな見たらわかると思うから気をつけてな〜」

「はーい」


魔女と麒麟って魔女の方はわからないけど麒麟は魔王でさえ恐る魔物いつもは温厚無害だが1回怒らせると街1個分は確実に消し飛ぶ実力を持ち癒しの力で攻撃しても絶対に無傷だという考えると余計に化け物じみてくるユーリ君大丈夫かな〜……あ、多分あれがそうだな


「こんにちわ〜この村に今日帰ってきたんですけど挨拶に来ました」


ドアが開く


「こんにちは中へどうぞ」

「あ、ありがとうございますでは失礼します」

「お茶でいいかしら」

「はいそれでお願いします」


キッチン?の方へ行ってしまうしばらくすると出てきてどうぞと言ってお茶を出してくれた


「私の名前はマリアス·リーベルフ、マリアスって呼んで」

「私はリフィア·シルクレードって言います」

「リフィアそう…貴方はリフィアって言うのね」

「よろしくお願いしますマリアスさん」

「よろしく因みにユーリなら庭よ」

「そうなんですねでも私は確認しに来ただけですので良かったですいい人そうで」

「ふふっ実は悪い人かもよ」

「私、本当に悪い魔法使いを知ってますからそれに貴方は悪い人そうには見えません少なくとも今は」

「村に被害が出るかもよ?」

「その時は私に見る目がなかったってことで」

「貴方も同じこと言うのね」

「?なんのことかわかりませんが、私はこれで」

「じゃあね」

「はいまた会いましょう」


あ、麒麟のライカって子の方を見るの忘れてたなまいっか

その後はすぐ家に帰ってその日の夜はユーリ君の家族も一緒にご飯を食べたついでに旅の話をした赤と青の竜が同時に現れた時のこと魔王軍の4将との戦いマリアスさんとは全然違う魔女の話、魔女の話はほんとにそいつは魔女か?と聞かれた確かに今思えばだけどマリアスさんより全然弱そうだったと言ったのだがその時お父さんがだってマリアスさんはとなにか言おうとしたがシルスおじさんに口を塞がれてたユーリ君に聞いたらわらって誤魔化された一体なんだったのだろう

ご飯を食べてお風呂はいって歯磨いて寝るこれは日本と一緒だそして次の日ユーリ君が勇者と戦う日の前日もう王都へ出発しなきゃ行けないんです家族との生活ユーリ君との時間を邪魔してくれやがりました勇者をユーリくんが倒す日のために出発するんですそして私は異世界で平和な生活を送るんだ

王都では私の方が慣れてるからユーリ君を案内する側になった途中ナンパがあったユーリ君の方にだけどね勇気あるなと思ったよ


「あの」

「はい?」

「今暇ですか?」

「いえ今日は用事がありますので」

「じゃあ明日でもいいので時間を」

「無理です」

「そこをなんとか」

「いやなんともできません」

「そうですか、すいませんでした」

「いえいえ試してみるのはいいことですただちゃんと相手のことも考えて、ですよ?」

「は、はい!」

「よろしい」

「ありがとうございました!」


礼儀が残っているのでいい青年だったと思う


「さぁユーリ君進もう色々なとこに行きたいからね」

「案内よろしくね」

「任されました!」


その後は服やアクセサリー、本屋に行ったり劇場にも行った……これデートなのでは?だとしたら嬉しいけどユーリ君が考えてなさそうだから違うかな


「はぁ楽しかったねー」

「うん、案内が良かったね」

「えへへありがとう」

「……明日絶対勝つから」

「疑ってないよ?」

「それでもちゃんと言っておこうかと思って」

「じゃあ私も言っておくね……好きだよユーリ君」

「……じゃあ尚更勝たなきゃね」

「頑張ってね〜」


平然を保ってるけど実際はすごく恥ずかしい

その後なかなか寝付けずもしっかりと眠ることが出来た、今日はユーリ君が勝つそれは分かるでも何か他に来そうだなんとなくそんなことを想像してしまう

そんな根拠ない不安を振り払い決闘の会場となる場所に着いた


「よく逃げずに来たな?ユーリ」


言わせてくれ、あれが勇者のセリフか?


「逃げるはずがない負ける気がしないんだから」

「そう強がっているのも今の……この気配!!」


勇者は空を見上げた

勇者一行なら知ってるその威圧感と存在感その正体は勇者の目標にして最後の敵、魔王だった


「まだ復活には時期が早いはずだ!」

「おい早く決闘を始めるぞ」


そのまるで状況を理解していないようなユーリくんの言葉に勇者は怒りをあらわにしていたが魔王を優先した


『あの時は周りに人間がいなかったなぁ勇者よ?』


そして魔王の人質に取られた女性それは紛れもなく私だった


「リフィアを離せ!」

「……」


あ、あれ?なんだろユーリ君の雰囲気が変わった?安心するような強さだがなんかトゲトゲしてるような


「魔王、お前か?」

『誰…貴方様は……』

「お前のせいで俺はあいつに怒鳴られ起こされたのか?おい」

『いえ決して私は貴方様の眠りを妨げようなどとは』

「今、この状況でそれ言うのか?」


なんか真のラスボス感がすごい


「もういい帰れ、邪魔」

『しかし私には勇者を倒す使命が上から下っています』

「じゃあしょうがないな」


そう言い放ったユーリ君の様な人は拳を握り魔王の静止の声も聞こえないように殴り飛ばした

そして魔王は消えた……消えたチリになったとかじゃなく消えた


「帰る、寝直そ」

「お前は一体……」

「答えないよ勇者様」


雰囲気はいつの間にかいつものに戻っていた


「じゃあ続きやろうか」

「……降参」

「なんだつまんないな」

「無理、負けた」

「諦めがいいね」


魔王の登場ではなく退場によってこの決闘は終わった

そのあとは村に帰りそこで暮らした

ユーリ君にはまだ冒険があるようで私もついていく


私の物語の1部はこれで終わりだが

最後に一言


私の幼馴染は色んな意味で最強です

ここまで読んでいただきありがとうございました

よければ評価やコメントよろしくお願いします

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