表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
言霊游戯  作者: 尾岡れき
40/50

忘れたモノ


忘れ物が

忘れられて

季節のスピードに

追い越せ追いつけで

もうもどれない場所に来ていて


心拍数が

跳ね上がって

嘲笑った人達を尻目に

足掻き藻掻きを繰り返して

何気なくの言葉すら捧げられずに


ただ ため息だけを漏らす

世界を変えられるオトナになっても

正解すら融解していく中、ただ無力で無気力で

浮力でかろうじて浮いているのは残された義務感?使命感?


心電図の波の引き満ち

電蝕を触媒に 感情を相乗させて

同情なら打ち捨てて 残酷な言葉を吐けたら

酷薄な空気だけで騙るだけのハリボテ達が蠢く街の風景


だから。

延命プラグを引き抜いて

今産まれた言葉に命を宿して


「いつか」じゃない

「過去」でもない

「此処」にしかないのは

僕が僕で 君が君であるが故の存在感


忘れ物が

忘れられても

忘れな草はモノグサに

溶けてしまいそうな儚さを

遺伝子に刻み込んで ただ前へ。倣えじゃなくて、呪えじゃなくて

贖え。そして笑え。叶えて霞んで、携えて進む。血の味がしても、泣き顔でも。


だから。

延命プラグを引き抜いて

今産まれた言葉に命を宿して


「いつか」じゃない

「過去」でもない

「此処」にしかないのは

僕が僕で 君が君であるが故の存在感



何となく書きました。花見の季節、スタートの季節、悪足掻きの季節? いやいや、いつだってスタートはできるって事で。僕が僕で、君が君で。そこからスタートなんかできるし、実はもうしてたりしますよね、うん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ