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言霊游戯  作者: 尾岡れき
38/50

意味を探していた意味


意味を探していた意味が

貴方が笑った瞬間に

弾けた泡沫のように

僕に微笑んだ?


 



意味を探していた意味を

探せなかった旅人が

昨日と今日の温度を見比べて

小さな夢を見ていたんだ?


 



意味を探していた意味が

明日には

塵となるかもしれない十五夜に

些細な望みを思い描いた?



希は微か

祈りは僅か

願いは何時か

それでもいいと笑った、L.Pプレイヤー

間違えた回転数で

抱きしめた夢の中

彷徨う小羊が

音痴な歌を口ずさむ


 



それでもいいから

貴方と笑う時間の砂を

夢でもいいから

抱きしめたいよ、なんて

間違えた逆回転で

それでもいいから

嘘と言えれば救われるから

背を向けたいよ、なんて

刃は錆びたナイフを握りしめて


 


今宵、電気羊は意味の無い意味を探しに歩く


 


夢でもいいから。

それでもいいから。

意味を探していた意味が

明日には瓦礫となって消えてもいいから


 


夢でもいいから

貴方に逢わせて


過去詩より。今では書けないシンプルな感じですね、読み返してみると。

戻らない過去、アイデンティティ、意味探し。結局は巡りあうことのできない瞬間とか、ね。まぁ生きてると色々です、ニンゲンってヤツはね。だから意味探しより、今いる目の前の人がとても重要だったりして、ね。まぁ、そんな過去を肴に酌を交わすのもありか、と思ったりね。

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