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声にならない声で
声にならない声を声にしてみれば
些細な魔法に火はついた。
眠れない夜ならば、
夢物語に旅立つのもいい。
飛ぶのを忘れた鳥のように
水底に沈むのもいい。
形にならない形を形にしたいのなら
古代の錬金術という方法もある。
歪んだ感情を抽出すれば
それほど汚れてないのにも気付くだろ?
泳ぎ方を忘れた魚のように
大地を這ってあがくのもいい。
その後、忘却は叡智に進化する。
進化の先で産まれた憎悪。
それすら愛して、めぐる羅列を信じよう。
「いつか、また」そんな嘘
涙にらない涙をコップにたたえて
「ドコかでまた逢いましょう」
そんな歌
些細な魔法は火を消した。
20代前半、短大卒業してすぐくらい。もうグチャグチャですね(笑)
今の自分の思考回路の方がお気楽だと思うが、まぁ悩んでそれでも進んでオトナになるって事ですよ! この時の僕は魔法を消したかった事から察して頂いて結構ですが、失恋ソング(?)でしたw