16現目『デートの待ち合わせは30分前がBEST♪』
【焔伽構成】
その日の夜、俺は自宅に帰ってからベットに突っ伏して、頭を悩ませていた。
「明日、俺はどうなるんだ?」
そう呟くのも、明日は学校も休みと言うことで、柚菜と映画館に行く予定があるからだ。
俺から冗談半分で誘ったのだが、まさかノってくるとは思わなかった。
これには何か裏があるとしか思えない。
俺の軍資金(5000円)では限界があるし、もしかしたらボッコボコにするためなのかも知れないと、未だに不安な気持ちがある。
「……とりあえず、準備をするか」
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柚菜視点
「明日のお洋服何を着ていこうかな」
私は明日、零君と映画館へ行く。
その為には、可愛いお洋服を選ばないとダメだと思い、現在ベットに4着の着替えを出して悩んでいる。
うーん、選択肢は四種類か。
白いワンピースは清潔感があるけど、零君こう言うの好みじゃないもんねー。
チュールのスカートにフリル付きの服なんかだったら喜んでくれるかなー。
ゴスロリは……ないよね。
「どれも自身ないな……、よし!ここは私のお気に入りにしよう!」
私は変に着飾ってもしょうがないと思い、一番気に入っているお洋服を手に取り、チェックの為着てみることにした。
デニムのロングセーターに、同じくデニムのホットパンツに着替えて、最後に桃色のニーソックスを履いてみた。
「うん、問題ないかな」
でも少し不安な気持ちがある。
私は着替えたままベットに腰を掛けて、明日の事を考える。
お気に入りだけに、もし零君に変に思われたらショックは大きいと思う。
零君ならそんなこと言わないと思っても、やはり心配は消えない為、少し悶々としていた。
「もう色々考えても纏まらないよ……。なったらなっただよね!」
決意してから寝間着に着替え直して、準備をキチンとしてから、目覚ましを7時にセットして眠りに就いた。
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【堀川構成】
【2016年 4月7日(土)・11時30分】
次の日、私は零君と映画館を観るのに緊張して、待ち合わせの時間より30分速く駅前について居た。
大丈夫かな?
いざとなると、お気に入りの服装でも零君の反応が気になって緊張してしまう。
速く着き過ぎちゃったかな?
心の整理をつける為に駅前待ち合わせにしたけれど、せっかく家が近いから、最初から一緒に出かければ良かったと少し後悔している。
「おーい、柚菜」
「あ、零君!」
私の姿を確認して、小走りになった零君がやって来た。
零君も待ち合わせした時間より30分ぐらい早く来てる。
だけど、映画館に行くのに零君の着ている格好、紫と白のチェックな柄シャツに黒のジーパン。まるで近くのコンビニに買い出しする様な格好だよ。
「ごめん、待たせた?」
「んーん。私も今来たところ」
「零君。どう、私の服装?」
「いいんじゃないか。それより映画館土日で混みそうだし、速く行こう」
感想それだけなの。
昨日あれだけ着る服悩んでいたのに、ちょっとがっかりだよ……。
我慢出来ない、はっきり言わなきゃ。
「行く前に零君」
「なに?」
「せっかくの二人だけの遊びなのに、《○まむら》の服装はないと思う」
「お、おれの服装《○まむら》じゃないって!(ど、どうして分かったんだ!?)」
零君の目が泳いでいて私の事を見てない。
零君の嘘、分かりやすいなー。
でも……何で零君の服装の文句を言っているんだろ、私の服の事を言いたかったのに。
この際ショッピングに誘おう。あそこなら自然な流れで、私の服装をはっきり聞ける。それに零君好みも分かるかもしれないし!
「映画見終わったら、ショッピング行かない? 時間も余ると思うから」
「それはいいよ……(まさか、俺に金を使わせる気か……)」
「ウィンドウショッピングでもいいから……」
「それならまだ」
「なら、行こうよ」
「分かったよ。ただし買わないからな」
良かった。これで零君の会う服装とか好みがわかるよ。
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零視点
何で柚菜が機嫌を悪そうにしているんだ? 映画館に行くのに急がせ過ぎたか。
それで腹いせなのかショッピングって、俺の野口が全員消え去ってしまうのでは無いか心配してしまう。
しかし、セーター姿の柚菜可愛らしいよなー。早乙女学園の可愛いらしい白い制服よりも着こなしいて、胸がドキドキする。
俺が柚菜と釣り合うのか不安になるよ。
「そろそろ行くか」
「うん」
そして俺たちはパスカードで改札口を通り、映画に向かった。
『to be continued』
ちなみにサブタイトルですが、堀川さんと僕で交互に決めてます。今回は僕で、次が堀川さんの順番です。あとはローテーションしています。




