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13現目『早乙女学園の校風《生徒の自主性に重んじる》

【焔伽構成】



俺は担任教師にネクタイの件をツッコんでから、どーも目をつけられてしまったらしく、それぞれの自己紹介が終わった後も鋭い視線で睨まれていた。



今は初日なので授業もなく、LHRのみで今日は終了する。


ただこのLHRと言うのは思いの外長いわけで、その理由の一つがプリント配布と説明だ。


中学の時は委員や係決めなどもしていたが、早乙女学園においては“生徒の自主性に重んじる”の校風をモットーに、立候補しなければやる必要もないと言うわけで、その作業はカットされているようだ。


ま、委員会はめんどくさいからちょうど良いんだけどな。




「それにしてもプリントの量多くないか?」




普通プリントと言うのは、先生が一番前の席の生徒に渡し後ろへ回していくものだろう。


しかし、この学園は違うみたいだ。


先生が一人一人に配っている。

全24Pに渡るブックレットと書かれた本を。まるで同人誌だ。


中身は校則の事や年間行事スケジュール等があり、早乙女新聞と書かれた新聞も入っている。


凄いな……全部活や委員会等の申請書等もあるよ。



「先に申請書を渡して、入りたい人が後から提出するって事か……」



楽してるようにも見えるが、手としては効率的かもな。


するとイケメン教師……確か梅原先生だったかな。

梅原先生は黒板に「明日の予定」と書いて、その綴りに「8時55分までに登校」続いて

「9時00分~9時30分 クラス委員決め+自主申請」

「9時30分~9時50分 教科書受け取り」

10分休憩

「10時00分~10時50分 親睦会第1部」

10分休憩

「11時00分~11時50分 親睦会第2部」

昼休み(12時00分~12時50分)

「13時00分~14時00分 校舎見学+帰宅」

となっていた。


何とも不思議な行事だな……。


皆も同じ気持ちだったようで、クラスがザワザワしている。


その中、鷲尾が手を上げた。

梅原先生は鷲尾に気付く。



「えぇと、お前は……的場鷲尾……ワッシーか。何か質問か?」



いきなりニックネーム付けられてる!?

何だかノリの良い先生だな。

クラスの女子も、イケメン教師にニックネームを付けられていて、羨ましがっている。


イケメンでノリも良いとか、嫉妬を越えて何か許しがたいものがあるな。

実際は隠れオタクのくせに!



「あのぉ、親睦会って何やるんスか?」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━



【猫柳構成】



「いい質問ですね」


梅原先生は目を細めてキラースマイルを浮かべると、待ってましたと言う風に嬉々として答えた。


「このクラスで『ストリートファイ○ー4』のチャンピオンシップを開催するのです」


あいつ! 隠れオタク

かと思ったら全然隠してなかったのか!


ただのイケメンオタクだったのか!


これではネクタイについてツッコむ必要はなかったではないか。


余計な苦労をして、骨折り損になってしまったのか。


それにしても梅原の奴、ストリート○ァイター好きなのだろうか。


「因みに、私も参加しますよ」


好きだったようである。


「よく言ったウメハラァア! このジャスティン、お前の挑戦に受けて立つぞ!」


呆気に取られている生徒の中から、鷲尾が勢いよく席を立った。


自分の事をジャスティンと言っているが、何故だろう。


いかんせん俺はストリー○ファイターについての知識は少ないので、会話に付いていく事ができない。


「ジャスティン……鷲尾くん、もしや君は、昨年ネットワークを通じて開催された、世界大会の優勝者であるジャスティンなのですか?」

「ご名答。俺は麗しき春麗の使い手である、ジャスティンとしてその名を馳せた鷲尾だ!」


全く

付いていけない。


「いいでしょう鷲尾……いやジャスティン! このス○リー○ファイタークラス大会の決勝で会いましょう」

「いいぜ、ウメハラ。お前との勝負を楽しみにしておいてやるぜ」


燃え盛る二人の会話の中、俺はすっと手を挙げた。


そして、興味のない男子達や、かつて梅原の笑顔に魅せられていたはずの女子達の代表として冷静に言う。


「プライベートでやってください」



『to be continued』

本編短かったですね。俺充!に、っここまでやると言う法則性がないせいです。


ミラカタやアンノウンスキルには、最低限のノルマはありますよ?しかし、俺充はちょいと違うのです。他の作品とは。自由な意味で(笑)

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