11現目『やっと始まる。学園生活が』
後書きなのですが、今回に限って焔伽蒼が私物化します。活動報告を見てない方用で報告がありますので、見てください^^
【焔伽構成】
くっ!考えろ、俺!
どうやったらこの修羅場と言う名の戦場を生還するかを思考する。
目の前には柚菜とご主人……空条が衝突していて、片や俺は黒スーツ(仮)にがっちり拘束され、ナニがアレナニな危機に陥ってるし、周りの生徒達は見てみぬフリしてせっせと学園に入っていてるし……やべぇ、どうやって生還するれば良いんだ!?
俺の額から嫌な汗が流れ、心臓がいつもより早く鼓動打っている。
すると、俺より後方に見覚えがある奴がやってくる。
(! あいつは……)
しめた!やって来たのは、昨日出会った的場鷲尾だ!
この黒スーツから逃げられたんだな。にしても、奴の視線は尋常じゃないぐらい、キョロキョロと辺りを見回している。
余程怖い目にあったんだろうな……、だが許せ!
「おーい、鷲尾ー!」
俺は鷲尾は呼んだ。
気付いた鷲尾は一瞬ビクッとしたが、直ぐに俺だと気付いたらしく明るく笑い手を上げてやってくる。
「……ッ!」
だが、鷲尾の足は止まる。
くそぅ!気付かれたか!
鷲尾は俺を締め付けている黒スーツの姿を見るなり、ヨロッと下がり遠くから見ても分かるぐらい冷や汗を掻いている。
「オット、チコクシテシマウ~」
カタコトな口調で鷲尾は進行方向を変えて、学園に向かおうとしやがった。
キサマァァ!俺を見捨てるのか!?
「すいません!あそこの人が貴女に用があるみたいです!」
俺は友人に見捨てられた悔しさに、鷲尾を売ってしまった。
どこからか「お前も売るために呼んだんじゃないのか?」と言われた気もするが、それは気のせいだろう。
「彼は……昨日の!今度は逃がさん!よくも私に恥を……!」
黒スーツが分かりやすい程怒ってらっしゃる。
……鷲尾、お前何したんだよ。
おかげで黒スーツは鷲尾の方に行ってくれた。
「ゲッ!なんでこっちに……!鷲尾は!?はっ、まさかお前ッッ」
と言ったまま、鷲尾は逃げ出した。黒スーツが走り出したからだろう。
なんかターミ○ーターを思い出させるな……よし、今度からターミと呼ぼう。
アイルビーバック、鷲尾。
「零君の事を知らないくせに!」
「知るも何も犯罪者だ!」
「違うもん!零君は犯罪者なんかじゃありません!今朝覗かれましたけど!」
「うげっ……そっちの犯罪者かよ」
おやおやぁ?いつのまにやら矛先が俺に向いてやいませんかね?
「うぅ!どっちかというとぼ━━━」
待て!“その話”はマズイ!
「柚菜!」
「はっ あ、あの、ごめんなさい……」
「?」
空気が一気に変わった。変えたのは俺だが。
柚菜は直ぐに察してくれたらしい。空条にも悟られてないし良かった……。
あの事だけは俺と柚菜……そして“あいつ”だけの秘密だからな。
興を削がれてしまったのか空条は不機嫌ながらも、腕時計を見て「話はまた今度する!」と言って引き下がってくれた。
これからは柚菜と空条は会わせないように気を付けないとな。
全員の為にも。
その時、予鈴のチャイムが学園中に鳴り響いた。
俺と柚菜はバッと顔を会わせる。
『遅刻っ!』
俺達は叫ぶと教室に駆けた。
確か柚菜と一緒で1年C組だったよな!
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【猫柳構成】
俺達は黙って下駄箱で上履きに履き替えた。
世間話の一つでもしてもいいと思うのだが、何となく今は気分が乗らなかった。
先程柚菜が言い掛けた、"過去の事件"の事を思い出していたのだ。
「零。さっき、あの事を言い掛けてしまってごめんなさい」
柚菜は真面目で重々しい表情で言った。
他の生徒達の話をしている声が、がやがやと聞こえてくる。
「わざとじゃないんだろう? なら次から気を付けるだけでいいよ」
そう言った瞬間、俺の脳裏にあの事件の光景がフラッシュバックする。
泣き叫ぶ柚菜、助けに向かう友人、敵わず転ばされる友人、加勢して助けに向かう俺……。
俺は当時の怒りに再び火が点きそうになっていた。
誰に向けたものでもなく、やり場もなく取るに足らない怒りだ。
この怒りを誰かにぶつける訳にはいかない。
自分の為にも誰かの為にも、俺は過去から目を背けたかった。
目を背ける為に、話を反らしたかった。
「というかさあ、柚菜は他に謝る事はないのかよ」
苦笑しながら言っていた。
自分をなだめる為にも、話を取り留めのない世間話に変える。
「さあ何の事かしら。暴力は振るったけど、私が悪い事は他になかったと思うわ」
「お前……」
また苦笑した。
はっきり言って苛々するが、あの事件と比べれば可愛いもので、普段と変わらない日常だろう。
「そうそう、昨日零が学校に来なかったでしょ? だからプリントもらっといてあげたわよ」
先を歩き始め、背中越しに話す柚菜に、今度はくすりと笑った。
俺も柚菜を追って付いていく。
「ああ、有り難う」
『to be continued』
焔伽蒼からの後書き
10月24日、急遽ですが本日より新小説を投稿します。
理由がありまして、オーバーラップ文庫に応募するために、早い段階から投稿しておきたいからです。
内容は兼ねてよりお伝えしていましたファンタジー物です。異世界系チーレム物語です。
未来の彼方・俺はリア充になりたい!もやり続けますが、ペースが今よりかなりダウンしちゃいます。誠に申し訳ございません!見て下さっている読者様には心よりお詫び申し上げます。
新しい小説のタイトルは「異世界の不確定能力」とします!宜しければ応援していて下さい^^!(笑)
俺充のペースが一番遅いかもしれません…汗 本当にしません!




